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剣聖と呼ばれる男と魔術師④

おためしで予約掲載をやってみた

くないはすり抜ける。剣はすり抜ける上にすきをさらすことになる。それでもケインは攻撃をかわし続ける。何度もケインの剣をは敵を捕らえたがすべてすり抜ける。

「いい加減諦めろ」魔術師の男はさらに魔術の数をふやす。決して遅いわけではない魔法だが、トリシャのそれには大きく劣る。

「お前の魔法など当たらん」魔術師の男は考える。おかしい、この男は異常だ。魔術師の心に焦りが浮かぶ。魔法をよける男がいることは知っている。自分より早い魔法を使うものがいることも悔しいが知っている。それでも魔法は人の動きよりもずっと速いのだ、よけ続ける事などできるはずがない。剣聖、魔術師ではない。自分の身はきられることがない。それでも心に焦りを生む気迫。あたりには雨が降り出す。雨粒さえ彼をよけているように見えた。鳴り渡る雷鳴も彼の動きを止めることはない。

「もうやめにしないか」魔術師は問いかける。今回の事が知られれば大問題になる。それでも魔術師はこの場から去りたかった。逃げたかった。移転をしたかった。最初の余裕のある時ならできたかもしれないが、今はくないや剣に防壁をはってしまう。移転しようとすれば仲間のように引き落とされてしまうだろう。夜明けまで戦い続ける。夜明けまで互いに攻撃を一撃もうけていない。ケインの動きは全く悪くならず。魔術師の魔法の精度は落ちている。


朝、トリシャとの戦いの時間、ケインの集中力は最大まで高まる。彼は今日の戦い意図せずに思い出している。トリシャの死、怒りを殺して敵の魔術師を二人斬った。一人目は魔術の流れを見た。二人目、魔術を剣で押し込んだ。3人目斬れてはいないが、何度も防壁を突破した。いつも朝寝坊のトリシャを今日はおこしに行けなかった。トリシャは死んだのだ。

トリシャとの修行。最初は身体能力を強化しただけのトリシャに勝てなかった。さらに魔法を放たれたら完全にお手上げだった。その後も直接自分のいる場所に魔法を放た時にももう何が何だかわからなかったし、その上こちらに動きを阻害する魔法まで放ち始めた。トリシャはケインを死なせたくなくて修行をしていた。ケインはトリシャが自分のつかう魔法を突破するたびに自分のことのように喜んでくれてたことを思い出していた。だからケインは今まであきらめずにこれた。今日は防壁を突破し彼女を喜ばされることができたかもしれない。オレがもっと強ければ、二人に子供でもいれば彼女はこんな無茶はしなかったかもしれない。

ケインは今日の戦いをもう一度心に刻んでいた。二人目の魔術師を倒したときに一つ浮かんだ疑問それを試す時。

魔術師は走り出す。自国に逃げる。もう魔法を使いたくない。二人は魔法を使ったからやられた。自分も追い詰められた。自分は斬られない、自国にさえ逃げれば何とかなる。

逃走する魔術師の体をケインの神速の剣が切り裂いた。


「剣も魔法だったのか」

ケインはそうつぶやいたのち悲しみの咆哮をあげた。



この話の後悔

もっと戦闘の時間の流れを感じさせる描写がしたかった。


感想アドバイス等待ってます。

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