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剣聖と呼ばれる男と魔術師③

トリシャも身体を大幅に強化していたとはいえ一度崩れた均衡は戻らない。不必要と思われる数の魔法がトリシャを襲った、魔術師は戦争にでない。3人の魔族も初めて人を殺した。緊張と恐怖が興奮へと変換される、ある種の防衛本能。

ケインは静かに剣を構える。

「あははははははは、、やってやったぞ、見ろ人間の魔術師、将軍なんていらねぇ、最初から魔術師が動けばよかったんだ。」魔族の魔術師は興奮のまま叫ぶ。そこにケインのクナイが撃ち込まれるが、防壁を突破することはできない。魔術師に刃物が効かないのはこの防壁があるからだ。魔術師ならば必ず持つ。魔力を用いるだけの将軍の火球とは違う。魔法は術として用いるものの特権。魔法でなければ突破できない。自動で発動する防壁、しかし、一瞬気をそらすことができた。ケインには魔力の動きが見えていた。敵は魔術師としては能力が低く、戦いにも慣れていない。不意の攻撃には防壁は自動で発動したが、続けて飛来するくないは防ぎに行ってしまった。

そこがすきだった、別の個所をクナイで狙われることでそちらに集中してしまい防壁がなくなっていた。

ケインの剣は一人の魔術師を切り裂いた。

「まず一人。」次の魔術師は移転により逃げだすがケインによりつかまれ引きずり落される。

「来るな来るな」恐怖にかられた魔術師は魔法を連続で放ち近づかせまいとするがそれが失策だった。苦し紛れにはなったような単純な魔法は剣と拮抗する。魔法ごと切りつける。敵の魔法を敵の防壁に突破に利用したのだった。「2人目、貴様らより将軍のほうがよっぽど手ごわかった。」とつぶやく。

3人目は逃げない。少なくともこの3人の中では一番実力が高い。それでも1対1ならトリシャに大きく劣ることがわかる。攻撃は問題なく回避することができる。それでもこちらも防壁を突破できない、敵は防壁を常時発動している。ただトリシャのようにこちらの能力を落とすような魔法がないため、攻撃を当てられない。ケインはずっとすきを窺っていた。敵の魔法を見る。発動のタイミングをはかる、違う。自分を信じろ、タイミングを計りながらたたっていた時は将軍に勝てなかった。何をするかはタイミングを計ることではない。勝てる剣をふるうことだ。世界が止まった感覚があった。先ほどと同じ相手の魔法を利用し防壁を突破する、先ほどは魔法で押し込める魔法だった。今度はぴったりと防壁と重なるようにして斬った。そのように動き、仕向けた。偶然ではない。ケインの剣は敵の魔術師をとらえた、とらえたが、剣はそのまますり抜けた。

「くくく、ゴブリンとドラゴンの例えだ、防壁はお前がやったように突破される抜け道がある。これは違う、妖精であるゴブリンは魔力が低く防壁など出しちゃいない。それでも体に剣も拳もクナイも弓も当たらないんだ。そして熟練した魔術師もなじなのさ。」

とっさに敵の魔法は防いだが形勢は圧倒的に不利になった。

敵は防壁も発動しない。牽制のくないはもうよけなかった。

この話の後悔

勝ったや負けた、こういうピンチをこうして切り抜けたみたいなのを書くのが難しい。

今回はどうしてもそうなってしまった。


感想アドバイス等待ってます。

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