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剣聖と呼ばれる男と魔術師②

魔族にも3女神の物語は伝わっている。

最も臆病な魔王、自らの強大な力を恐れたため幽閉されることを受け入れた。カエルの特徴を持つ美しい魔族の少女シエル。皆を救うために自ら世に出ることを決める。信念を持つとヒトは変わる。人族も魔族もヒトなのだ。魔族領に伝わる3女神の伝説はシエルの臆病さが優しさへと変わっていく物語として伝わる。

それでも人族と魔族の戦いは小競り合いは続く。北と南では3女神があらわれる前から近くの魔族領と人族領は交流をしていた。中央は3女神があらわれても小競り合いを続けていた。




魔族は誰でも多少魔術を使えるため、魔術が特別なものと思われていない。少し魔法のうまい者という程度の認識。それが不満な3人の魔族の魔術師は最強の将軍を倒したケインを倒すことで自分たちのすごさを世界に見せつけることを決める。圧倒的な力を持つため魔術師は戦争に参加してはいけないと魔術師協会により決められている。ケインに害をなせば戦争参加とみなされ魔術師協会ににらまれるかもしれないが、今回の事は魔術師の価値を高めるもの、お目こぼしをもらえる。3人はそう思い込んでいる。


移転により国境を越えた時、感知されることに気づく。

「うかつに魔術師が戦争中の国の国境を超えるものではないわ。」

それも劣勢となればなおさらねと付け加え、侵入者を察知したこの国の魔術師トリシャが自分たちの前に現れる。

小競り合いを続ける某国は人口が少ない。魔族との戦争の際には協定により、隣国の兵をを借りている。隣国も某国が落ちれば次は自分たちの国が最前線に立つため、兵を貸す。そのような国なので魔術師は3人しかいないのだ。

「人族の魔術師か、魔術師というだけであがめられるお前たちには我々の気持ちはわからない。」

魔族の魔術師は答える。魔族の魔術師は杖を用いないものが多い。彼らの手の中に魔法があらわれる。

「引く気はないようね。」トリシャは答えながら杖を構える。魔法は相手の場所に直接作る。それは魔術師相手には難しい。体に近ければ近いほど魔法への干渉力が強い。魔術師が相手では手元か杖などの媒介から放つしかない。

魔術師は防衛を覚えることが基本となるため、1対3でも戦いにはなる。それでも剣やクナイ、武器であれば何度でも防げる防衛魔法もよほど実力差がなければ同じように魔力を用いる魔法相手では一発で打ち消されてしまう。むしろ、魔法どうしをぶつけて打ち消すことが魔術師の戦いとなる。手数の差によりトリシャは徐々に押し込まれていく。




何者かが国境を越えたことに気づいたケインは国を守るため駆け出していた。感知するための魔法を使っているわけではない。虫の知らせでもたまたまでもない。磨きつづけた優れた感覚が彼に侵入者を気づかせた。そして彼が駆け付けた時、ついにトリシャに魔法が直撃したのだった。



この話の後悔

序盤に説明が多すぎる。会話で出すよりはましだけど、もっとにおわせる説明にしたかった


感想アドバイス等待ってます。

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