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大勇者と勇者⑤

「見たわけじゃないのにどうしてわかるの?」

黄泉の国のエリー様にたずねられる。私はとても運がいい。というよりも多分お兄様が黄泉の国に入ったことで呪いが薄まった。偶然が良い方に傾くようになった。山で迷っているとたまたま、憧れのエリー様一行に会えるなんて運が良すぎる。その分お兄様は厳しい試練が課されているだろう。お兄様の目論見はあたったのだ。私はエリー様達に連れられ、私の居場所を探す。シエル様が体力のない私のために乗り物を出してくれ、マナ様にもすごく気にかけて下さる。エリー様は緊張する私の話し相手になってくださっている。マナ様の私の体を守っているハンナお姉さまの魔法への食いつきもすごかったけれど、エリー様が簡単にまねして悔しそうにしていた。大魔境の限界を超えているため3女神の真の力までは再現できていないけれど、3人が相当強力な魔法使いなのは間違いない。

私はエリー様の質問に

「簡単な推理ですよ、まずカティア様がわざわざ手紙出すわけがない。」

そういうとエリー様は

「カティアってそういうの結構好きだよ、昔はもっと人族と魔族の世界を醒めた目で見てたらしいけど。今はまねたり良くしてる。」と答える。他の2人もうなずいている。もちろん私の推理はそんなことで折れない。

「カエルの魔族の進化は死にかけた時じゃなしに大人になる時ですよ。2年くらいかけて、性質が強まるんです、」とシエル様が教えてくれる。思わず見惚れてしまう。元魔王であり現最強の魔法使い、私がポーっしているとくすりとほほ笑む。マナ様は私の体にかかっている魔法を必死で再現を続けている。

「剣聖ケイン様の飛びくないは、どう使うかと考えたらどうしても隙をつくことになるんです。タリア様の優しい人柄と錬金術師の性質を考えたらこういう戦いになるかなって。」私戦いについても語る。マナ様とエリー様は世界を壊さないように強力な結界を張って、その中で役割を変えながら私の言った戦いを再現してみせた。シエル様も途中から参加するけれど、シエル様がカティア様役をすると誰も勝てなかった。再現を終えたエリー様は

「タリアとサラというのは今より未来の魔術師だね。今後この世界の歴史がどう変わるかわからない蹴れお。剣聖ケインの噂は知ってるよ。剣を魔法にするというのはすごい、魔力を込めるのはちょっと鍛えた錬金術師ならだれでもできるけど。唯一無二の才能だ。トリシャ のほうも優秀な魔術師だ。もし会う事があったらくないを分けてもらうよ。」といってくださり、投げる真似をしてみせてくださった。

その後も私のお話の検証や間違い探し、皆さまの考えを聞くうちにその場所へ到着する。


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