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異世界怪物録  作者:
2/16

変化

 家の中に入ってしばらく時間が経つと母が疲れた様子で帰ってきた。


「ごめんな、母さん押し付けちゃって」

俺は母に謝りながらビールとつまみを渡した。


「私があんなふうになるくらいにあんたが仕事をするなんて突然言い出して変わらないかしらねぇ」

と母が嫌味を言いながらビールを開けた。


「だって面倒臭いんだよ」

俺は、まだ生活には困ってはいない昔得たお金がまだ残っているからだ。だがそんなお金も後十年も経てばなくなって生活が苦しくなるだろう。だから今のうちに仕事をして貯金しなければならない。


「そういえばさっきのおばさん実は警察にも相談したらしいのだよ、なんか塾から帰って来てから変わったらしいんだよね」

と母は言いながらつまみを食べた。

俺は塾の先生に洗脳でもされたのだろうと妄想した。


「そういえばあんたが行ってるコンビニも塾がある方向よね?もしかしたらあんたも変わってくれるかも」

と母が冗談で言った。

俺は冗談だと分かっていても少し怖くなった。


「やめろよ、そんなこと言うのもうあのコンビニ行けなくなるだろ」

と母に言った。

あそこのコンビニ店員もいつもより暗かった印象だったのを思いだして俺は身震いした。トイレに行きたくなってしまった。


「ちょっとトイレ」

と母親に行った。


「なに?怖くなっちゃった?」

と母親が煽ってきた。

少し酔ったようだ。


「そうだよ」

俺は適当に返事をしてトイレにいった。

 トイレにいると安心する誰に邪魔が入らないからだ。

トイレから帰ると母親が

「つまみ切れちゃった」

と俺につまみを買ってこいと言わんばかりに言った。

 俺はつまみを買いに少し怖かったがそんなの偶然だと自分を説得させいつものコンビニに向かった。

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