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転生勇者とおまけの剣  作者: 帽子屋
プロローグ
1/151

勇者は頑張って戦った

前世譚。

#あらすじ変更に伴い改稿しました。

 斬りつける。

 屠る。

 躱す。

 時に鋭い爪で肉を抉られ、時に顎門の餌食となり四肢を捥がれる。

 それでも、なお。

 術師(なかま)達の援護(まほう)を受け、強靭な肉体(かれ)は剣を振り続けるのだったーーー魔王を討伐する、その日まで。

 絶望の世界の中の一筋の希望。

 それが勇者(かれ)だった。

 女神ですら虜にするといわれた美貌(すがた)も、誰しもが満面の笑みで杯を交わしたくなるその朗らかな人格(こころ)も果てなく続く戦いの中で煤け、疲れ、かつての面影は無い。

 それでも、なお。

 勇者として人々は彼に希望を託し、彼もまたそれに応えようと茨の道を進む。

 破魔の先にある、光あふれる未来を願って…



 果てしがない、そう思われた苛烈な戦いの末に。

 勇者シロキオンはようやく魔王の前に立つ。

 もはや仲間の援護は尽き、振るった聖剣リュシナールも僅か、ほんの僅か、届かず闇に砕け散る。

 ニヤリ。

 だが。

 口許を緩めたのはシロキオンだった。

 魔核に刃を刺し込まれた魔王は呪詛をあげながら消えてゆく。

 ぽとり。

 小刀が落ちた。

 旅立ちの日から共に数多の試練を乗り越え、折れてなお研ぎ直され、文字通り懐刀となった妖剣ハルテシオ。

 どさっ。

 勇者も同時に傍に伏す。

 魔王との熾烈な闘いは、彼もまた神の地へといざなう。

 詠唱を続け、声が枯れた仲間達の無音の叫びに、すまん、と呟く。

 最期に愛剣ハルテシオに手を伸ばし。


 勇者シロキオンはその生を閉じーーー転生した

色々あってこんなパーティで最終決戦。

勇者:剣士

光魔術師:ハイエルフとんがり耳姫

黒魔術師:年齢不詳美魔女

土魔術師:天才錬金術少女

水魔術師:某皇国第三皇女ツンデレ

火魔術師:某王国第三王女ヤンデレ

風魔術師:妖精姫羽根つき

魔術師達は皆、勇者の許嫁。

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