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君とセッションがしたい

文化祭で君は見たことない

7弦のギターをかき鳴らしていた

軽音部の同期はみんな

君をいけ好かない目で見ていたね


「後輩のくせにかっこつけて」と

「何が悪いんだ」って言ってやったよ

そんなことここで言っても

君は興味持たないと思うけど


あと半年すれば受験期間だから

みんなそろそろギターを捨てだすよ

けれど僕はそうはならないだろう

君の隣に並びたいから


僕はレスポールもギブソンも

ストラトキャスターも分からないから

中古の三千円のギターを鳴らしてる

僕はビートルズもニルヴァーナも

レッド・ツェペリンも分からないけど

いつかそうもっと上手くなって

君の隣に行きたい


「可愛げのないあいつの肩を持つのか」

しょうもないケンカを売って来た

「お前の音楽はそんなものかい」

少しは僕もかっこつけれたかい


「どうせ無理だから」と夢中にもなれなくて

みんなそろそろギターを捨てだすよ

けれど僕はそうはならないだろう

君もきっとそうだろう


今はレスポールもギブソンも

ストラトキャスターも分からないまま

中古の三千円のギターを鳴らすけど

いつかビートルズもニルヴァーナも

レッド・ツェペリンも弾けるようになって

いつかそうもっと上手くなりたい

君を驚かせたいんだ


才能ないから努力もしない

そんなんじゃ結局何にもなれない

さんざん言われたけど

一番胸にがつんと来たのは

君のアツいギターソロ


今はレスポールもギブソンも

ストラトキャスターも分からないまま

中古の三千円のギターを鳴らすけど

いつかビートルズもニルヴァーナも

レッド・ツェペリンも弾けるようになって

いつかそうもっと上手くなりたい

君を驚かせたいんだ

君の隣に行きたいんだ

君とセッションがしたいんだ

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