ラビリンス
僕は自分より優れてる人間が
好きになれないとか言わないで
遠回しにそう聞こえたから
勘違いなのかどうか確かめたくて
そんな猶予期間みたいな惰性の中
私は素直さを見失っていく
ああ やっぱり私はまだ
子供なのかもしれないや
大人 子供 分かんなくなる
素直も 嘘も 混ざってくよ
全ての色の絵の具が真っ黒に溶けてくみたいに
塗りつぶされた迷路で出口が見つからないまま
今日も眠れずに心のラビリンスさ迷う
私が憧れた顔と身体と声で
価値観を押し付けて来ないで
心まで愛したいと思ったから
唇も身体も捧げたんだよ
そんな疑心暗鬼にまみれたコンタクト
瞼の裏にずっと貼りついている
ああ きっとそれを外すのは
すごく痛いのかもしれないや
当たり 外れ 分かんなくなる
正解も 曲解も 混ざってくよ
全ての色の光線が真っ白に溶けてくみたいに
幻惑された視界で何にも見えなくてふらふらと
いつか私たち壊れたらどっちのせいなの
正にも負にもどっちにも
進展がないことに安寧覚えた
こんな私と君はきっと似た者同士で
互いに足を引っ張って 突き落とし合って
理想の二人にはなれなくて
ああ こんなラビリンス早く抜け出してしまいたい
大人 子供 分かんなくなる
素直も 嘘も 混ざってくよ
全ての色の絵の具が真っ黒に溶けてくみたいに
塗りつぶされた迷路で出口が見つからないまま
今日も眠れずに心のラビリンスさ迷う
出ないの 出られないの
出たいの 出たくないの




