間接キス
君の飲みさしのコーヒーを
ありがたがる思考回路
おめでたい頭は事実を
簡単にねじ曲げていく
変態的フェティシズムで
構築された僕の欲望が
人には言えない工程で
君から媚薬を絞り出す
多分僕の ときめきは
話しても理解されないだろう
君が夜中に楽しんでる
いかがわしいビデオとは違うんだ
そうだよ もっと抒情的で もっと下品かもしれないな
なんてことを考えてる僕が好きなのは
君を好きな僕かもしれないな
間接キスで舞い上がる
都合のいい僕を受け止めて
背伸びしても届かない
かさついた唇を潤すそんな
女の子になりたいな
君の匂いのシャツを
ありがたがる思考回路
Jポップと少女漫画に
毒された文化的な劣情
こんな僕の ときめきを
人知れず大事に肥やしたいけど
お互いに脳みそに飼っている
生々しい気持ちもいつかさらけ出すの
想像より ずっと抒情的で ずっと下品かもしれないな
なんてことを考えてる僕もなかなかに
拗らせているのかもしれないな
間接キスで舞い上がる
都合のいい僕を受け止めて
背伸びしても届かない
かさついた唇を潤すそんな
女の子になりたいな
突然キスがしたくなる
缶タブの向こう君を見つめて
目が合ったとたんに
どうしたのって動く唇を
迎えに行ってもいいですか
じれったいなと思うことがある
プロセスを飛び越えてしまいたい
でもそしたら君に飽きが来てしまいそうで怖くなるんだ
だから傲慢だと思いつつも
想像を超えて欲しいと願ってるんだ
いつかこの身体を這う君の手を想像する
Uhh... Da La La...
Uhh... Da La La...