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センチメンタリズム

君が死んじゃったら 私も死のうかな

なんてとんでもないこと言って

君に叱られたいな


ドラマもクソもないような

平坦な人生の中だ

君にも飽きていつか私

皺だらけになって太ってくの


そんなありふれた未来と

醜い最後を飾るくらいなら

君と乗ったバイクで事故って

さっさとくたばりたい


平和主義の君がほら へそ曲げる

でも一度きりの人生に道徳は単なる枷だ


逃げていく君のズボンの裾かじって

五十二キロの体重で引き留めたい

君を愛せない人生なんて

考えたくない センチなだけよ

私、異常者じゃないわ 君がいれば


君と結ばれないなら 私死んでやるって

今ここで大きな声で叫んで

君に叱られたいな


物語の中の王子はいなかった

そう思いかけていたんだ

だけど君が現れてこの人生

懸けてみたいなと思ったんだ


怖気づき始めた君が ほら流れてく

人生壊れるカウントダウン始まる、3、2、1


よそ見する君の頬を引っぱたいて

五十二キロの体重で押し倒したい

君を愛せない人生なんて

考えたくない センチなだけよ

私、異常者じゃないわ 君がいれば


料理も練習したし

尽くすだけ尽くしたよ

なのにねえあんな女の何が良いの?

ねえ、私、重いかなあ?


逃げていく君のズボンの裾かじって

五十二キロの体重で引き留めたい

君を愛せない人生なんて

考えたくない 光栄に思ってよ

私がそう言うんだから

よそ見する君の頬を引っぱたいて

五十二キロの体重で押し倒したい

君を愛せない人生なんて

考えたくない センチなだけよ

私、異常者じゃないわ 君がいれば






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