表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/129

猫になりたい

お寝坊さんな あなたの顔踏んづけて

手荒に起こしても 許される

気を引くために 着飾らなくたって

ただそこにいるだけで 愛される


ペットショップのケージで私を見つけて

わかるように壁を ひっかくから

灰色がかった白と黒のマーブルよ

生まれ変わったら必ず 見つけてね


あなたを奪った女に

恨みさえ抱けないような

こんな弱い私ならば

好きだなんて言えやしないから


猫になりたい 愛しいその手で撫でられたい

猫になりたい 悲しみなんて忘れたい


白い朝が訪ればカーテンを開けて

あくびをしたり うがいをしたり

日が暮れたら瞳を まん丸にして

可愛い声であなたを 呼んでみる


ふたりが並んだら

お似合いよとしか言えない

こんな弱い私ならば

人のままじゃ結ばれやしないわ


猫になりたい 愛しいその手で撫でられたい

猫になりたい 悲しみなんて忘れたい


胸が痛んで 涙が出るような

複雑な心などいらないわ

愛されてそれが幸せと

そう思えればそれでいいから


猫になりたい 愛しいその手で撫でられたい

猫になりたい 悲しみなんて忘れたい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ