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36/37

36 支柱

一つずつ、支えが外されていく

たくさん支えがあるうちは

ドッシリして

支えなんて無いかのように

どうだ、すごいだろうなんて胸はって

無理な体勢なんかになってみたりして

それでも転げずにいられることを

誇っていた

一本ずつ、少しずつ

支えは外されていく

小さな支えが外されて、

肌寒くなったのに気づく


そのうち大きな支えが、

そろり、そろりと外されていく

そこで私は、自分の不安定に気がつく

あぁ、私の足はなんと華奢なことか

弱々しいことか


そうして私は

一人で立たなければならぬのに気づく

支えの優しさ、強さ、大きさに気づく

自分の重さに気づく


今は自分さえ支えるのがやっとのこの足でも、

そのうち、新しい誰かを支えられるように、

なるだろうか

私を支えてくれていた支柱のような

強く、頑丈で、優しい柱になれるだろうか

今はこの風に飛ばされないよう、

踏ん張るのが精一杯なこの足でも

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