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36 支柱
一つずつ、支えが外されていく
たくさん支えがあるうちは
ドッシリして
支えなんて無いかのように
どうだ、すごいだろうなんて胸はって
無理な体勢なんかになってみたりして
それでも転げずにいられることを
誇っていた
一本ずつ、少しずつ
支えは外されていく
小さな支えが外されて、
肌寒くなったのに気づく
そのうち大きな支えが、
そろり、そろりと外されていく
そこで私は、自分の不安定に気がつく
あぁ、私の足はなんと華奢なことか
弱々しいことか
そうして私は
一人で立たなければならぬのに気づく
支えの優しさ、強さ、大きさに気づく
自分の重さに気づく
今は自分さえ支えるのがやっとのこの足でも、
そのうち、新しい誰かを支えられるように、
なるだろうか
私を支えてくれていた支柱のような
強く、頑丈で、優しい柱になれるだろうか
今はこの風に飛ばされないよう、
踏ん張るのが精一杯なこの足でも




