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女神の箱庭II =ツナガルセカイ=  作者: 山吹十波
序章 変わらない、いつもの世界
6/65

#00-05 チャットルーム β-1


――黄金遥人さんがログインしました

――鷹野耀史さんがログインしました


黄金遥人:

とりあえずこんなものを開設してみたよ


――白銀鈴音さんがログインしました


白銀鈴音:

いつの間にこんなことを……


鷹野耀史:

まあ、やったのはオレだけどね


白銀鈴音:

耀史さんお疲れ様です


鷹野耀史:

というか3人だけなら開設する意味なくない?


黄金遥人:

おかしいな……零さんと瑛大にも送ったんだけど


鷹野耀史:

それでも結局5人しかいないのかよ


――岸谷瑛大さんがログインしました


岸谷瑛大:

なんか急に変なURLとIDとパスワードだけ送られてくるから何事かと思ったわ


白銀鈴音:

遥人さん、私の所にもそれでしたけど

まともに説明する気とかないんですか


黄金遥人:

許して


鷹野耀史:

瑛大今何してたの?


岸谷瑛大:

こないだのパーティーでもらった名刺の整理だな

いる奴といらない奴に分けてる


黄金遥人:

瑛大こっちに戻って来てもやってることあんまり変わらないんじゃない?


鷹野耀史:

体張ってない分こっちの方が楽なんじゃ……


岸谷瑛大:

まあ、こっちでもやってることは遥人の尻拭いなわけだが


白銀鈴音:

夫がいつもご迷惑をおかけしています


岸谷瑛大:

いえいえ、おきになさらず

それが仕事ですから


白銀鈴音:

私は少し用事があるのでいったん離席しますね


――白銀鈴音さんがログアウトしました


岸谷瑛大:

男3人になっちまったぞ


鷹野耀史:

なんかイマイチ盛り上がりに欠けるね


黄金遥人:

まあいつもの煩い奴がいないと少し物足りなく感じる気も


鷹野耀史:

ヨウ、探してこようか?


黄金遥人:

やっぱりいい


岸谷瑛大:

切り返し速いな


鷹野耀史:

やっぱり日本の方が何かと便利だけど

あの喧騒は楽しかったねぇ


岸谷瑛大:

こっちが便利だと感じるのは

お前の場合、向こうで貧乏しすぎてたせいじゃないか?


鷹野耀史:

それもある


黄金遥人:

やっぱりエンマぐらいは探してこようかな


岸谷瑛大:

エンマの奴を見つければ芋づる式に

カナデやシオンも見つかるんじゃないか?


黄金遥人:

それだ!

耀史、すぐに手配を!


鷹野耀史:

結局オレがやるの?

まあ、いいけど


岸谷瑛大:

おっと、なんか彩子が怒ってるから仕事してくるわ


黄金遥人:

サボってるじゃん……

名刺整理という名目でサボってるじゃん


岸谷瑛大:

安心しろ

すぐ戻ってくる


黄金遥人:

戻って来ていいの?


――岸谷瑛大さんがログアウトしました


鷹野耀史:

というかさ

2人しかいないし電話でよくない?


黄金遥人:

もう少ししたら瑛大が戻って来るよ


――古屋敷零さんがログインしました


古屋敷零:

なんかもうずいぶん人が減ってしまったみたいね


鷹野耀史:

元からそんなにいないけどね


黄金遥人:

零さんは何をしてたの?


古屋敷零:

まだ向こうで考えついたデザインを思い出しつつ描いてるところだけど

そういえば鈴音からウェディングドレスの依頼が入ってるんだけど

すぐ作ろうか?


黄金遥人:

保留で


――白銀鈴音さんがログインしました


黄金遥人:

ひっ


白銀鈴音:

勝手に保留にしないでください


黄金遥人:

いやでもさ、家の都合とかもあるしね?

まあ、耀史に後は任せるけど


鷹野耀史:

言い訳ぐらい自分でしろよ!


――岸谷瑛大さんがログインしました


鷹野耀史:

ナイスタイミング

任せた瑛大


岸谷瑛大:

遥人は会社を継いでから胸を張って鈴音を迎えに行きたいと言っている


黄金遥人:

そう、それ

そんな感じ


白銀鈴音:

まあ今回は瑛大さんに免じて許しましょう


古屋敷零:

それで、瑛大は彩子ちゃんと結婚するの?


岸谷瑛大:

お前、デリケートなことをストレートに訊きやがるな


黄金遥人:

まあ式には呼んでよ


岸谷瑛大:

お前呼んだらパニックになりそうだから嫌だなぁ


鷹野耀史:

あ、エンマの住所わかったよ


岸谷瑛大:

住所も何もお前全員のメールアドレス知ってるだろ


黄金遥人:

そこは、ほら

いきなり知らないアドレスからメール送るのは失礼じゃない?


鷹野耀史:

ゲームマスター用のアカウントはどうしたんだよ


黄金遥人:

あれはもう破棄したけど


岸谷瑛大:

というかオレのとこにはいきなりメール送っといてそれか


古屋敷零:

私なんていきなり呼び出されたのに


白銀鈴音:

というか住所調べてどうするんですか?

乗り込むんですか?


岸谷瑛大:

一寸呼ばれたから行ってくる


――岸谷瑛大:離席中


鷹野耀史:

そんな機能在ったんだ


黄金遥人:

あれ?作ったの君じゃなかったかな?


古屋敷零:

カナデちゃんに会えたらモデル引き受けてくれるかしら


黄金遥人:

たぶん無理だと思うよ


鷹野耀史:

うん、オレもそう思う


古屋敷零:

なんで嫌がるのかしらね


白銀鈴音:

まあ、カナデさんあんまりそういうの得意なタイプじゃないですからね……


鷹野耀史:

霰ちゃんがいるじゃん?


古屋敷零:

霰には着せ飽きたというか


――岸谷瑛大:離席状態解除


岸谷瑛大:

なあ、コガネからよくわからんものの発注来てるんだけど

この通りに作ればいいのか?

この部品とか何の意味があるんだ?


黄金遥人:

まあ任せる

試作品できたら持ってきてほしいけど


鷹野耀史:

その謎の部品はうちが引き受けてるから


白銀鈴音:

また私に黙って何かしようとしてますね?


黄金遥人:

まあ何もなければ使う機会ないからそれでいいんだけど


岸谷瑛大:

じゃあ、とりあえずこの1Rコアとかいう部品を10個ぐらい持ってきてもらえるか?


鷹野耀史:

了解

というかオレもそっちで手伝うよ

すぐ行くから待ってて


――鷹野耀史さんがログアウトしました


岸谷瑛大:

んじゃ、オレも仕事に戻るわ


――岸谷瑛大さんがログアウトしました


古屋敷零:

私も今日の所は


白銀鈴音:

私たちも次の所に行かないと


黄金遥人:

そうだね


――古屋敷零さんがログアウトしました

――黄金遥人さんがログアウトしました

――白銀鈴音さんがログアウトしました


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