#XX-E1 用語解説1
◆使徒化――しとか
女神との契約によって、その力の一部を借り受けることができるようになる。具体的にはステータスの強化や神儀典装などの恩恵が得られる。1柱の女神につき4人まで使徒を置くことができる。
◆神儀典装――しんぎてんそう
女神の力を現した特殊かつ使徒固有の能力。強力な力を持つものばかりだが、その分の代償も大きい。
・無限刀・無垢
扇子萌愛に与えられた固有能力。その能力は仕留めた対象の魔力を吸い上げ増殖する刃。一刃一殺という萌愛の特殊な戦い方に合わせた能力になっている。そのため一撃一撃の攻撃力は異常に高くなっているが、一撃で仕留めきれない敵に対してはあまり効果的ではない。代償としては発動中自身の魔力を消費し続け、一度発動すれば魔力が切れるまで解除することはできない。
◆聖域化――せいいきか
基本的には神殿などに使われる技術で、神格スキルの能力の一つである。効果としては、聖域を張った女神に対して害となる物を拒絶するという能力を持ち、また、聖域内の自らを含む女神関連の称号を持つ者に恩恵(若干のステータス上昇、魔力回復)を与える。
聖域化には、定期的に魔力の補充が必要な常設タイプと、一定の時間だけ聖域化を行うタイプがある。どちらも聖域化できる範囲は発動者の技量によって異なる。
◆特殊災害対策部――とくしゅさいがいたいさくぶ
正式名称は『コガネ特殊災害対策部』、略称は『特災』
役割としては、異世界の影響を受けて変質した世界を正常な形へと戻すこと。数十の国からの出資を得て、現在急ピッチで正常化に向けての研究を進めている。
国内に10の部隊と1つの研究室を持ち、室長に黄金遥人、補佐に黄金鈴音を置く。
また、研究室にはドイツからの研究者キクロ・ハーゼンバインとフィリーネ・シュヴァルツェンベックが所属する。
・特殊災害対策研究室
異世界からの侵攻に対する調査、またはそれに対抗するための武器の開発を行う。
・第1部隊「Schwert」
・第2部隊「Speer」
・第3部隊「Schild」
・第4部隊「Flügel」
基本的に首都圏を中心に活動するが、有事の際には全国各地に派遣されるように計画されている主力部隊。
・第5部隊「Schatten」
扱い的には第1~4部隊と変わらないが、こちらは黄金鈴音の直属の部隊となっており、現段階では一番自由に動ける部隊でもある。
・第6部隊「Messer」
北海道から東北にかけての範囲で活動する部隊。圧倒的に戦力が足りず、20~30人の増員が計画されている。現在は部隊員に加えて、第1、第5部隊が補佐として対応を行っている。
・第7部隊「Panzer」
東海から近畿にかけての範囲で活動する部隊。メッサー隊と同じく20~30人の増員が計画されている。
・第8部隊「Sichel」
中国・四国以西の地域を担当する部隊。こちらは、問題の中心から離れているからなのかそれほど多くの魔物が発生しないためそれほど大規模な部隊拡充の計画は立てられていない。
・第9部隊「Kugel」
中部地方を中心に活動する部隊。東北方面への補助で首都圏以西への対応が難しくなったため急遽結成された。先日の大規模な侵攻から、こちらも20~30人の増員が計画されている。
・第10部隊「Stift」
いわゆる生産組を集めた部隊で、それほど能力は高くないが、それでも一般の人間よりは高い耐久力を持つため、避難誘導や一般人の警護を担当する。
・第11部隊「Gewehr」
米国政府からの要請で結成された部隊。アメリカ西海岸を中心に活動している。
・第12~15部隊
中国政府からの要請で現在調整中の部隊。
・第16~18部隊
米国政府からの追加要請で現在調整中の部隊。
◆響奏――ひびきかなで
武器に制限が掛かっていてもなお最大の戦力。常人の10倍以上の運の値と、圧倒的成長速度で他の追随を許さない。また、謎のスキル派生を起こす割合が高く、奏の近くにいる者ほど影響を受けやすい。
・神格V
ただでさえコストの重い神格スキルを5つ極めた結果生まれた複合スキル。最早下級神ぐらいならば捻りつぶせる程度の格を持っている。
・魔導師 修
現代物理、現代科学に基づいた法理魔法の複合によってより強力になった魔法スキル。基本的にこのスキルがあって再現できない魔法はなくなった。
・魔導才能 醒
魔法を扱うことに対して圧倒的なアドバンテージを与えるスキル。現在は魔力の補てんが遅すぎるため、魔法が実用できる状態ではないが、魔法を自由に使える状況になるとこのスキルが大いに生かされる。
・生存術
生き残るための技術を押し込んだスキル。どんな戦闘においても最低限の安全は確保される。
◆レスクリービア――れすくりーびあ
本来この世界と接することがあってはならない異界の大陸。これが出現した影響によって、こちらの世界にも魔物が発生するようになる。




