2章①
「どう?おいしい?」
「あ、はい。おいしいです。ありがとうございます」
「ううん。おかわりもあるから、まだ食べたかったら言ってね」
「はい」
「それと、色々使っちゃったからお金払うね」
「あ、それは大丈夫ですよ」
「そう?」
そして俺は、朝っぱらからもう一回戦、というか三回戦まで断りきれず行った後、ベアトリクスさんが作った遅めの朝ごはんを食べていた。彼女と一緒に。
いや~すごかった……。なんていうか、ホントすごかった。凄すぎてあんまり表現できる言葉が見当たらない。なんか、マジで気持ちよかったです。はい。あ、初めては緊張でよく分からないとか聞いてたけど全くそんな事無かったなガハハ!でも、正直放心状態です。ガチで空っぽだからかぼんやりしてしまう。いや。空っぽじゃないかも。なんかさっきまでのことを思い出すとまだまだできそうな気がしてきた。お、俺、そんな絶倫だったか?それともベアトリクスさんがその、えっちすぎるだけか?でも確かに、彼女といるとなんだか欲が掻き立てられる。
「あ。それでなんだけど、さ」
「ん?はい」
「あたし、実はサキュバスの血が入ってるんだよ、ね。しかも、サキュバスなのはひいおばあちゃんだったんだけど、それがかなり強く出たみたいで」
「へっ」
「だから、えっちしたいのをあんまり抑えられないし、無意識に周りの人を、その、誘惑しちゃうの」
「えっ……」
「ま、あたしがそもそも結構性欲強いのもあるんだけど……」
だが、どうやらその理由は、ベアトリクスさんが持つ種族としての特性によるものらしかった。え?マジ?サキュバスってあのエロエロなやつ?男の夢でおなじみの?ってか純人間じゃなかったのかこの人。見た目には特徴無いから分からなかったな。あ、でもめちゃくちゃ可愛くてその、胸がデカいのは特徴かも。
はぇ~そうなんだ。それなら納得……って、そうなるとさ、ん?今まで俺がドキドキしまくってたのって、そういうこと?んん?俺が好きだと思ってたのってなんでだったんだ?もしかして、彼女の特性によるもの?んんん?っていうか、好きってなんだろう。
「あ、で、何が言いたいかって言うとね?」
「え、あの」
「あたしと、その、定期的にえっちしてくれない?」
「え」
え?
「はい」
「あ、ホント!?ありがとうバンくん!……って、あ、ヤバい。私用事思い出したから行くね?また依頼で!」
「へ?あ、えっと」
あれ?ん~?ちょっと何が起こったか分かりません。分かんないままベアトリクスさんはうちを飛び出していきました。え~っと。整理しよう。
まずベアトリクスさんがサキュバスで、俺が彼女にドキドキさせられまくってたのはたぶんその種族の性質によるもの。んで、彼女からせ、セフレ?にならないかって誘われて、んで、俺は、ん?即OKしてない?してるね。一切考えず。え?えぇぇぇぇッ!?
ってことは俺、これからあの美少女と、定期的にえっちすることになったってことぉっ!?
以降は、平日の月水金に更新していく予定です。




