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小説だけのメリットってなんだろう

「やっほー。和葉(かずは)


和葉「あら、いらっしゃい。誰かと思ったら琴音(ことね)じゃない」


琴音「ねえねえ、何読んでるの?」


和葉「ああ。これは新作の小説よ」


琴音「ふーん。小説ってそんなに面白いの?アニメの方が良くない?」


和葉「まあ、分からなくはないわ。という事で今回は小説について語っていくわ」


琴音「了解」


和葉「さっき琴音が言ってくれたけど小説に似た系列として、アニメ

、漫画そういったものが上げられるわ。今回はそれらと比較しながら語っていくわよ。」


琴音「わかったけど、アニメの方が良い点多いと思うんだけど…」


和葉「そんなに、アニメと言うのであればまずはアニメから語っていくわ。アニメの良さというのはなんと言っても映像よね。小説、漫画では決してできないわ。そこから声優さんによって声を出したり効果音、BGMと言ったものを駆使して、作品を作り上げるわ。」


琴音「BGMとかだと名探偵のやつとかあれだけでも結構盛り上がるよね」


和葉「アニメの欠点みたいなのはほとんどないわね。強いて言うなら大量生産できない点や、小説や

漫画から来た人だと、この人の声想像してたのと違う!って事くらいかしら。」


琴音「確かにその通りね。でもアニメから先にみると後者の心配もないわね」


和葉「ええ。次に行くわよ。次は漫画ね。アニメや小説には無くて、漫画にあるものと言ったらコマ割りね!」


琴音「小回り?」


和葉「コマ割り!漫画って1枚の紙があったらそこに斜めに線を引いたりして進んでいくじゃない。たまに迫力あるシーンを書く時は1枚まるっと使って派手に演出したりできるわ」


琴音「あー。なるほど。ギャグ漫画とかだとコマを破壊したりしてるよね」


和葉「それも漫画にしかできない事ね。あと最近だと少年誌で紙を透かすことによって次のページに書かれている物と乳を合体してアレを描く事に成功したりとこれも漫画にしかできない事ね」


琴音「そ、そうなの…(ドン引き)次行こう」


和葉「そうね。次はお待ちかねの小説ね。琴音小説にしか出来ないことってなんだと思う?」


琴音「なくないか?」


和葉「確かにないように思えるかもしれないわね。実際中の人はこれについてかなり悩んでたわ。それ、漫画でよくね?ってなるって」


琴音「じゃあ。あると」


和葉「例えを出すわね。超巨大なモンスターが出てきて、それを主人公が倒すという王道な流れなんだけど。まず、アニメ、漫画ならどう表わす?」


琴音「うーん。普通に主人公を小さくかいて、奥に大きくモンスターを書いたり、タワーとかそういうのを見てこれくらい大きいんやなってしたりか?」


和葉「そんな感じね。漫画だったら、まるっと1枚ページを使ってドン!!!!ってやったりもできるわ。それじゃあ、小説なんだけど…例を上げてみようか」




で、でかい。まるで奈良の大仏みたいだ。



俺はその大きさのあまり叫んで逃げ出したくなった。




琴音「?アニメや漫画でも出来そうやけど?」


和葉「まあ、最初のは出来るかもしれないわね。でも、心の声で〘 叫んで逃げ出したくなった。 〙って言うとダサくないかしら?」


琴音「確かにダサい気がする」


和葉「あとは、掛詞もあるけど漫画でもできるわ。あと、これは漫画や小説では難しいんと思うのだけど、長々と心情を描けるというのもあるわ」


琴音「どういうことや?」


和葉「アニメや漫画で長々、主人公の考えてることなんてあまり良くないのよ。でも小説は」





よし!九蓮宝燈テンパイ。一索待ち。この白を切れば…しかし…白は危険牌。相手が中と發をポンしている…大三元テンパイもしくはイーシャンテン…かなりリスクがある。でも…九蓮宝燈…しかし俺の方が勝っているんだ。安く上がればいい。でも…男の夢九蓮宝燈…これは…くそっ。10万の差し馬の時になんで九蓮宝燈テンパイするんだよ!うっっ

俺は震えながら二索を切った。さよなら九蓮宝燈…




こい!上がれば勝てるんだ!俺はそっと、牌をとる。あっ。ああーー。い、一索…


「つ、ツモ…」俺は震える声でいった。勝ったのに勝った感じがしなかった。



琴音「こ、これは…アニメではきついな。でもそれをやってのけてるギャンブル系列はあるで。」


和葉「確かにこれは他の漫画やアニメでもできます。しかし、素人がやっても違和感がないと言うのはメリットだと思います。」


琴音「なるほどな。そういう考え方もできるんか」


和葉「それじゃあ、最後に個人的に1番の小説の長所を伝えて終わりましょう」


琴音「なんやそれ?」


和葉「ずばり重要な点を隠せるということです」


琴音「どういうことや?」


和葉「例を出しましょうか」






私の名前は和葉。実は好きな人がいる。その人の名前はシンジ。頭が良くて分からないことがあったらいつも教えてくれてとっても優しい。

私は今日ラブレターを送った。提出ノートの中に可愛い手紙を挟んだんだ。良いアイディアでしょ?

中身は


放課後体育館裏で待ってます



そして、私は放課後体育館裏にいた。

そして、彼が来た!


「なんだい?急に呼び出して?」


少しタバコの匂いがするが、それさえも好きになってしまう。


「あ、あの!好きです!付き合ってください!」


私は顔を苺のように赤くして言った。


「え…」


彼はそう驚いたように言った。


「ご、ごめんなさい…そ、そうよね。変なこと言って…」


「俺もお前の事が好きだ。和葉」


こうして私たちは付き合うことが出来た。そして、私たちの禁断の恋は始まった。






和葉「いかがでしたか?」


琴音「いかがでしたか?じゃないよ!何これ?」


和葉「簡単にいうと、最後に禁断の恋と言っています。つまりしてはいけないことをしている。そして少し前に記述してあった。タバコの匂い。このことから彼シンジ君は教師であると考えられますね。こういうことです。」


琴音「あ、なるほど!これはアニメや漫画では描けないな。よっぽどの童顔っていう設定にしないといかんで」


和葉「そういうことです。例えだったので上手く伏線は貼れませんでしたがこれは絶対に小説にしか出来ないと思います。私は小説はこういうものがあるのが1番の醍醐味だと勝手におもってます」


琴音「皆さんにとっての小説の醍醐味を教えて下さると嬉しいです」


和葉「ここまで読んでくれてありがとうございました」


琴音「最後に、これゆっくり解説でよくね?」


和葉「…」

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