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お役所冒険者!?  作者: る~にゃん
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3 右手をご覧下さい、山です。

経験が全然足りてないので会話がやはり安定してません。

キャラ作りが中までしっかりとできてないのでしょう。

もう少し書いて慣れてから台詞を修正する・・・レベルになれれば良いなぁ~。

「あ、気がついたみたいよ?」

キャナルさん、ずっとさっきから槍の柄でなにかをつついてたみたいですがメイドさんの上半身辺りじゃないですか?カウンターで見えないけど・・・私、気になります。

茶色の瞳と同じ色のポニーテールを揺らしながらまだ楽しそうにつついてる。

「ちょっと待っててくれ、奥で休ませてくる」

大丈夫か、等と声を描けながらお姫様ダッコで階段を上っていく。

「上は集会所になってるんだけど現状はメイド専用休憩室ってとこね」

つつく物を失ったキャナルがこちらに近づいてくる。

ほぼ同時に上からミハイルが降りてきた。

「ちょっと場所を変えて話しましょう、お昼もまだでしょう?」

「村長(仮)、アタシもー」

「まぁ、今日は良いでしょう。後カッコカリはやめ」

「ありがとう村長(仮)」

確かに代表っぽくないし、意外と良いネーミングだぞ知識の神。

(そうでしょう)

力使ってないのに出てくんなよ。


建物を出て辺りを改めて見回したのだが・・・殺風景と言うのだろうか・・・

正面の木造の建物は作りも細かく非常に美しい。

右を見る、登り道の先にしっかりとした石作りの門とそれから延びる同じ材質の壁・・・何かの防壁か?そしてその奥に山々、手前に剥き出しの土肌。

左を見る、道と土肌、アーチもちっちゃく見えるな・・・そして森。

そしてこの4人以外の人が居ない。

なんだかここでしばらく暮らすのが不安になってきた・・・



「こんにちはー」

「ようミハイル、サボりか?」

「新人の案内だよ」

右手のテーブル席へ。

「飯4つな、飲み物は水で良い」

「マスター、私はリンゴのお酒ー」

「それは自腹な?」

「マスター、村長(仮)がケチー」

明日にはこの呼び方が定着してそうだ。

「さて、まずは村の形なんだが・・・」

要約すると山に向かってアーチ入った右が一番、左に二番、三番。

一番の一つ山側が四番、その奥が七番と基本は9ブロック。

一四七番の右手は一番外、四番外・・・三六九の左も外と付く。

一二三の下側の部分は前、七八番の奥の門の先が・・・

「温泉があるんだよ」

ほほう、それは楽しみだ。

「なので門外とか風呂と呼ばれている。昼間使えるのは色々な物を洗えるような場所だけで湯船は清掃後に湯を張らずに日に当てている」

「あたしもさっき鎧を洗って手入れしてたんだけどその後に丁度アンタたちを見つけたんだ」

「夕方になる前から湯を張って怪我人と女性が入れる小さな風呂と露天の大風呂が解放される」

この言い方はもしかして・・・

「混浴?」

「あぁ、慣れてないと抵抗あると思うがすまんな」

「いや、俺も田舎の出なんでわかってます」

田舎の温泉と言うのは言わばお見合い場所なのだ。

とにかく人口を一人でも増やすためにって理由で、昔の日本でもこういう理由で混浴だった場所もあるとか。

「だがそちらの・・・ってまだ名前を聞いてませんでしたね」

お互い苦笑する、なんかこの村に来てからタイミングがグダグダ過ぎるな。

「俺はライナー、マスターでいいぜ。嫁と娘がいる」

っとテーブルにスープとパン、飲み物を置きながらマスターが割り込む。

やりずれぇ・・・


「俺はツバサ・オトナシ」

「私はサキです」

「二人とも黒髪に黒い瞳、うちと同じ兄妹ですか?」

「いえ、夫婦です」

顔の作りが男は平凡、女は美が付くってのは同じだけどな・・・

「失礼、髪のツヤまでそっくりだったもので」

それは理由があるが教えられない。

「名字があるってお貴族様?」

スプーンくわえながらなのに綺麗に発音するな、キャナル。

「いや、身分的には平民だよ、出身地の風習でな」

「鑑定以外にできる事はあるかな?」

スキルとかギフトは隠すように事前に打ち合わせしてある。

もっとも、暫く使ってもらう事情があるので・・・

「木こりをやっていたから戦闘技能を少しと、魔法は色々練習中です」

「文字の読み書きは?」

「完全では無いです」

そう、この世界に呼ばれてすぐに地面に叩き落とされ、言葉も解らず文字も読めない状態から2年でなんとか会話はできるようになった。

田舎に無い単語は解らないし簡単な文字以外は田舎では見かけない。

最悪、物品鑑定で文字の意味とか解るのだがうっとうしいし。

ってなんか一瞬白い文字が出た気がする・・・

普通はギフトで読み書きできるようになるらしいのだが全部あの女神が悪いっ。


段々表情が怖くなってきた事に気づいた嫁さんがフォローに入る。

「私は格闘系と魔法は一緒で練習中です」

「読み書きは?」

「読めますが書けません」

このタイプは実は結構多い。

物を書くと言う環境が無いと文字は読めても書けないのだ。

パソコン等で変換する時には文字が表示されるので読めれば間違えないが、何もない状態で紙に難しい漢字の混じった文を書けと言われると意外と書けない。

覚えていても略字で正しい文字じゃない場合もある。

「では今回の件はツバサさんでよろしいですね?」

「ええ、改めてよろしくお願いします」

「で、どこまで話しましたっけ?」

「温泉がある、そちらの・・・までですね。私も混浴は大丈夫です」

俺が言ったらなんか睨まれそうだったのでナイスだ奥さん。

「洗い場には仕切りがあるのと結構大きい湯船なので端に入ればあまり見え・・・」

キャナルのジト目攻撃。

こうかはばつぐんだ。

「コホン、現状有るのが四番の役所出張所、五番のここと温泉、後九番が住宅街になってます」

カッコカリは逃げ出した。

しかし中央からはちょっと遠いな、なにか計画でもあるんだろうか?

「九番外に牧場用の土地を切り開くのが木こりたちのメインの仕事で、たまに門から先に道を作る作業をするのでそちらの方が近いんです」

なるほど。

「その道なんですが・・・やけに立派で排水用の溝もある、王都並みなのが不自然と言うか・・・」

「あーそれ全部村長(仮)」

すでに食べ終わってジョッキを両手で持って飲んでいるキャナルが答える。

なんだろう、身長は標準よりやや高めなのに小動物系でほっこりする。

隣の席の奥さんが耳打ちしてきた。

「なんか可愛いんですよあの子、実はさっき引きづられてた時も後ろから見てたら可愛くて可愛くて・・・ついつい見ちゃって止め損なったんです」

あぁ、俺も見たい。

気持ちはわかるので怒ったりはしないが引きづられる側は苦痛しかないんだぞ、サキ。

「人が増えたらこの規模でも足りなくなるので最初からしっかりと計画して作ってるんですよ」

「そのわりに人影も見えないんですが現状何人位住んでるんですか?」

その情報は事前に無かったな、良くできた嫁だこと。

「えっと・・・30、じゃない29ですね。あなたたち入れて31人」

「はっ?」

俺と奥さんの声が重なった。

脱線して目標にたどり着けないのは猫又の仕様だからと開き直ってみた。

でもまだ村の説明も残ってるしストーリーの最初のプロットが遠い・・・


前回の小ネタ:水差しの水を浴びた男と鼻血は拭いたが服は血まみれの不振人物が店に入っても、何も言われないのはきっとメイドさんで慣れてるからと言う気がする。

そして、あの危険物2つの行方を作者はまだ書かない。

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