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お役所冒険者!?  作者: る~にゃん
2/71

1 (馬)車でたった4時間ですよ?

長く書いたつもりがそうでもない事に気づいたり。

修正作業が大変なのでこれ位の長さで揃えていく予定ですが、効果を保証するものではありません。


18/05/23変更

流行りの設定の変化球ではなく真逆に投げたら意外にもオーソドックスなファンタジーに・・・

初の作品で語意に乏しく拙い文章で申し訳ない。

これの前に序章部分がありましたが、繋がりが悪いために一旦削除しました。

そのため冒頭部分に世界設定を数行追加しました。

序章に関しては納得行くまで書き直すつもりなので、いつ復活かは未定とさせて頂きます。

多分、異世界と呼ばれる場所。

良く言えば基本的な、悪く言えば有りがちで捻りの無いどこにでもあるファンタジーと呼ばれる世界観。

その辺境、村とさえ呼ばれない程の山の集落。

そこに一組の夫婦が訪れてから始まるお話。




(着いた・・・)

いや、正しくは一応入り口を意識していると思われる石製のアーチまで30m程あるが、ここで力尽きて倒れてしまったのでその程度の誤差は許されるはずだ。

生活道具等を背負って緩やかな上り坂を登ってきただけだ。

隣の嫁さんは少しだけ呼吸が荒いがそれほど疲れた様子が見えない。

情けないと思った奴、30kgの荷物背負って平地で構わないからためしに歩いてみてくれ・・・

飯の時間30分と仮眠時間3時間で1日ほど。

仕事でそれくらいちょっと疲れるけど余裕だって人は確かにいるし凄いと思う。

俺も木こりやってたからなんとかなると思ってたが1日は無いわっ!!

こんな仕事を押し付けた奴に腹が立ってきた。


ギフト>交信>光の女神

「クソ女神ふざけんなあぁぁぁ!!」

数秒たって相手も交信状態になる。

「いきなりなによっ!それに私関連の力は使うなと」

「丸一日歩かされて頭きてるんだよっ!!」

「え?目的の村まで馬車直通でしょ?」

「前の町入った時に大雨降ったよな?」

「うん、びしょ濡れにされたからよく覚えてる」

「後、ここではお金かからないからと財布持ってったよな?」

「関連が解りにくいけど全て支給のはずだよ?馬車代は払ったし」

このギフト、声に出さなくても通じるのだが、思考で会話する場合は心の声も拾ってしまう弊害がある。

他のメンバーの活動費に回すとかバレバレだぞ。

ちなみに俺は怒鳴っていたが少し落ち着いたので普通のトーンで話す。

「川沿いの分かれ道、橋を渡ってから4時間位」

「間違いないと思うけど?」

「大雨で増水して馬車が渡れなければそうだろうな」

こいつ心の中でうっわーついてない奴とか思いやがった・・・

「町に戻るかと御者に聞かれたが滞在費と再度の馬車代が無い、誰のせいだ?」

相手の姿はわからない筈なのに硬直したのがなぜかわかる。

「遠視できるんだから出発を遅らせる事も出来ましたよね商会の会長さん?大事な計画なのに準備がずさんですね」

胸を押さえてうずくまった気がする。

「2日程水が引くのをテントも敷物も無い状態で待って、馬車で4時間の登り道を大荷物背負って歩くはめになったのは誰のせいでしょうか?それをついてないとか言いますか・・・」

地面に突っ伏したな・・・だが止めは指しておこう。

「この駄女神っ!!」

交信終了。

まさかこのフレーズを言葉に出して使う日が来るとは。




「サキ、すまん待たせた」

「いえ、聞いててスッキリしました」

一点の曇りも無いような笑顔が心からの言葉だと物語っている。

この子も一応恩借りがあるとはいえあの女神には思うところがあるんだろうな。

軽く紹介しておくと格闘系と精神操作系と他少々のスキルを持つ。

レベルは俺よりは高いが中堅の入り口位。

耐久力が元々高めでレベル差もあり今の状態となった訳だ。

腰までの黒髪と黒い瞳で色っぽさの中に幼さが残る俺にはもったいない容姿の整った人間だ、今は。

家事関係練習中なのと、やや大きめの形の良い胸が残念なところだ。

いや俺貧乳派だし・・・


「大声だしてたから誰か来たみたい」

仰向けでは空しか見えないので起き上が・・・れない。

まだ足に力が入らないので横に転がってうつ伏せになる。

改めて村(正式にはまだ村ではないが)の様子を見る。

綺麗に真っ直ぐのび直角に交わる石の道。

そして土。

山を切り開いて新しく住宅用にした造成地、と言えば解るだろうか。

一角が200m程なのでこれで一軒と言うことは無いと思うが。

一ブロック奥の左に木造の、道を挟んで右には石造りの建物がかろうじて見える。

そちらからのんびりと降りてくる人が見える。


数分後。


「こんな辺鄙な場所に珍しいね」

その女の子の第一声。

胸、腰、腕、足の金属製の部分鎧と片手に160cm位の彼女の身長と同じ長さのスピアを持っている。

が、一切警戒せずに両手で中程を杖のように持ち中腰で俺の顔を覗きこむようにしている。

奥さんはこんにちはと挨拶しているが多分気にしないタイプだと思い挨拶を飛ばして用件を伝えることにする。

「役場に用事があって」

「いや寝てるじゃん」

痛い所を突かれた。

「下から歩いて来て疲れ果ててるんだよ」

「物好きだねぇ、案内しようか?」

「そうしてくれると助かるがまだ暫く立ち上がれそうになくてな」

ふーんと相づちを打ってちょっと考えてうん、と頷く。


そして・・・

仰向けのまま襟首掴まれて役場まで引きずられた・・・

今回の移動距離:村の入り口前から200m引きづられただけ。

そして語り手の容姿も語られずメインキャラも誰も出てきてない。

ざっと紹介した2人はあまり出てこない筈の嫁とサブキャラの筈の女の子。

駄女神と言う素敵な言葉をどうしても使いたくなって最初のプロットの前に村の紹介を数話ねじこみました。

予定通りに進まないもんですねぇ・・・(まだ1話だろっ)

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