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特別配達人舞衣  作者: 東都新宮
0~1キロ:就活
4/38

0.4キロ

0.4


「それでは、貴女が当社を志望した理由をお聞かせください」


「はい……私は鉄道会社で働きたいと思っております……御社にしたのは、人から人へと特別な荷物を運ぶ特別配達人という仕事を出来るということが志望の理由です……」


「分かりました」


 なんとか適性検査はパスすることが出来た。

 慣れてきているのと、絶対に受かるという気持ちがあったからか、今までよりも成績が良かったと私は思っている。

 今は面接試験……

 ここをクリアしないと……

 ところどころ、間が出てしまう。

 なんとかしないと……


「続いて、今回募集した職種は分かりますね?」


「はい……乗務員と特別配達人の兼任ですね……」


「そうです。では最後に、当社が落ちたらどうしますか?」


「それは……落ちたと分かった瞬間に……泣いていると思います……けれども、すぐに別の会社を……」


「分かりました。結果は一週間後をめどに通知します」


 やっと面接も終わった。

 後は結果が出るのを待つだけ……

 手応えあったかな……でも分からない……面接には正解が無いのだから……

 駄目だったらどうしようかな……

 命を絶っても悪いことは無いだろう……

 こんな人生なんて……

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