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特別配達人舞衣  作者: 奈香乃屋載叶(東都新宮)
7.1~8キロ:同僚
33/38

7.3キロ

7.3


「それで話って……?」


「とりあえず、この仕事に就いてから慣れた?」


「はい……」


 メルザスさんの問いかけに対して、私の答えは本当と聞かれたら嘘になるけれども、とりあえずよく見せるために肯定しておく。

 まあ、すぐにバレそうだけど。


「そう、ところで私の同僚とかって紹介したっけ?」


「していないような……」


 確か、上司の米沢さんは紹介された。

 だけど他の人の紹介はまだだっけ。


「分かったわ。今度紹介するわね」


「お願いします……」


 ところで、同僚って誰なのでしょうか?

 もしかしたらメルザスさんと似た人かもしれない。違うと信じたいけれども、もしもそうだったらなんか嫌です。


「私が何人もいたら嫌なのね」


 また私の考えていることが聞こえていたみたい

 メルザスさんって、やっぱり私の考えていることが分かるのかな?


「ご、ごめんなさい……」


「それならいいわ」


 これからは変なことを考えないようにしないと。

 特にメルザスさんの事は。


「あれ?」


 玄関のドアチャイムが鳴りました。

 どうやらお客様が着たみたいです。


「はい、ちょっとお待ちを……」


 玄関のドアを開けて、どんなお客様か見ることに。

 来たのは、銀色の髪の毛をツインテールにしたお嬢様風な女性と、ボサボサ頭のワイシャツを着たいかにも幸薄そうな男性の2人だった。


「あの、どなたですか……?」


「ふふっ、わたくしは……」


「ゼゼ!」


 目の前の女性が言いかけたところで、メルザスさんが遮るように女性の名前を言ったのでした。

 私は驚くことしか出来ません。

 だって、突然メルザスさんの知っている人が来たのですから。


「この人達って……」


「ええ。私達の同僚よ」


 この男女が交通事業の同僚ですか。

 同僚で同じくらいの人に初めて会えたので、少し嬉しく感じた。


「あら、メルザス。新しいパートナーなのね」


「そうよ。これは舞衣」


 メルザスさんが紹介の一言は私を物扱いみたいに。

 口が悪いような。


「これって……でも私は国府津舞衣です……よろしくお願いします……」


「よろしくね。私は、ゼゼ・レルーテ」


 自己紹介が終わったので、私は早速ゼゼさん達をソファに案内をしました。


「ちょっと。俺の自己紹介は!?」


 忘れていました。

 この男性って、やっぱり見た目と同じような不幸体質な人なのでしょうか。

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