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特別配達人舞衣  作者: 東都新宮
0~1キロ:就活
3/38

0.3キロ

0.3


「あっ……失礼します……」


 なんとか授業を終えて、職員室に。

 とりあえず、また相談をしたいから。


「国府津か。どうした?」


「まだ……あるでしょうか……」


 恐る恐る訊くことに。


「ここまで行くと、ほとんど無い」


「そうでしたか……」


 やっぱりか……

 それは仕方ないかもしれない。


「だが……どうしてもっていうのなら、1つあるんだが」


「えっ……本当ですか!?何処の会社ですか……?」


 それは私に見えていた一筋の光であった。

 光を消したくない。


「世界鉄道交通事業だ」


 交通事業……

 名前の通り、世界鉄道の子会社と言える所。

 鉄道会社に就職するつもりだから、名前は知っている。


「ああ。かなり厳しい仕事だが、人手不足らしい。そこで良いのなら」


「お願いします……!受けさせてください……!」


 ここまで落ちているのなら、別業種の会社に就職するのも手だけれども、私は鉄道会社に就職したいので、受けることにする。

 早く受かりたい……


「分かった。じゃあ、履歴書とかを書いてくれ」


「はい……」


 早速、家に帰って履歴書を書くことに。

 お母さんは私の様子に驚いていた。

 すぐに表情をこわばらせていたけど。

 その分、プレッシャーも掛かっているけれども、なんとか書いていく。。

 これが最後のチャンスと思っているから、何度も何度も気に入らない時には、書き直しをして完成させていった。

 名前がぐにゃぐにゃだったり、書き間違いをしたり。

 数えるだけでも、何回もミスをしてきた。

 けど、これで報われるのかな……?


「出来た……」


 完成させた時には、夜中を過ぎている。

 私はそのまま眠ることに。

 今日はぐっすりと眠れそう……

 早く決まらないかな……

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