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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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ヒィジム王の居場所では

ウル...。

ちゃんと考えて言っているのか?


前書き担当 レンヤ・サンナイト

「しかし、ウル。王の居場所なんざ、お前は知っているのか?」

「いや、知らない!!」


俺の無能じみた元気な反応を聞き、レンヤは右手を額に当てて、眉をひそめる。

ん?誰が無能だ!!


「ウルさん...この広いヒィジム国から1人を探すのは至難の業じゃないかな?」

「え!?いや!王様って宮殿か城かどっかにいるんじゃないの!?」


王様って言ったらそうだよなぁ!!

RPGとかでも玉座とかに座っているし、この国の全体を見てみた所、大きな建物...城があるし!!


そんな、俺の様子を見て、レンヤは困ったように口を開く。


「...こんな非常事態が起こった場合でも、王が玉座にいると思うか?」

「え!?...王様はもう既に自力で脱出を!?」

「うん、その可能性があるんじゃないかと思うよ」


しまったなぁ...。

こんなデカイ...いや、とても大きな国の王様を1人探すのはとてもキツイ!!

1時間、2時間で見つけれたら最高にハッピーなレベルだ。

しくじると10時間以上かかるだろう。

いや、さらに、誰が1人が見つけたとしても、それを仲間に連絡する手段はない。

では、全員で固まって探せばどうか?

例外だ。

時間か倍以上にかかる。

かと言ってバラバラに行動すれば連絡方法が無いため、誰かが見つけたかどうか分からない。

...。

ん?

連絡...?


俺の脳裏に明るいライトが光り輝くイラストが浮かぶ!!

懐にある、ラフィーヌから借りているトランシーバーを取り出し、ポチポチと触り始める。

俺の様子を見て、レンヤが口を開く。


「どうした?ウル。何か...閃いたか?」

「あぁ!今、アリア姐さんにこの国の調査をして貰っているんだが」

「この国の調査...?」

「そうソエルさん。アリア姐さんが調べたい事があるって言ってたから、トランシーバーを渡して調査して貰っているんだ!!」


すると、レンヤは俺の意図がわかったらしく、口角が上がり、笑顔を見せる。

笑顔といったが、レンヤの笑顔は、ドヤ顔にとても近い


「なるほどなウル。調査隊隊長のアリア・ファンフィール・ネイサに見つけて貰うんだな。」

「そそ!!アリア姐さんなら人探しもきっと得意だろうと踏んでね!!」


俺はトランシーバーに耳を傾ける。

ザーザーという音が鳴った後、すぐに声が入ってくる。


『はい、こちらアリア・ファンフィール・ネイサ。』

「アリア姐さん!!俺、ウルだけど!!」


よし、繋がった!!

まずは、アリア姐さんに王様の事を話さないとな!!


『ウルか!!どうした!?何かあったのか!?』

「このヒィジムの王様を探して欲しんだ!!」

『王様だと...?』


アリア姐さんの声が聞こえたと同時にレンヤが俺のトランシーバーの近くで口を開くのだ。


「...聞こえているか?アリア隊長。レンヤだ。現在、このヒィジム国を復刻するためには王の力が必要だ。わかるか?」


レンヤの一言の後、すぐさま、トランシーバーからアリア姐さんの反応が返ってくる。


『なるほど、他国に支援してもらったりするってわけ...だな?』

「流石、アリア隊長、話が早い。結論から言おう。ヒィジム王を探してくれ」

「アリア姐さん頼む!!」


トランシーバーの奥で小さな声が聞こえる。

2人以上の声から会話であると予想されるが、いったいどのような内容の会話なのか聞き取れる程の音量ではない。

しかし、数秒のうちに、トランシーバーからアリア姐さんの声が鳴り響く。


『丁度よいタイミングだ!!ここにヒィジム王とその王子がいる!!2人の話では、早速、隣の国、スィーハ国に支援してもらうように頼みに行くそうだ!!』


おお!!なんて都合がいいんだ!!

じゃあ、早速その...スィーハ?って所に行こうぜ!!

すると、レンヤが「借りるぞ」と一言の後、トランシーバーを取る。


「なるほどな。で、その前に、まずは王に代わってくれ...。」

『?わかったが、いったい...』

「王に話がある。」

次はスィーハへ向かうでしょう!!

レンヤと王の会話の内容とは...!?

レンヤの考えとは...!?

それは次回です!!


ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!

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