表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
94/188

崩れた家からの救助では

まさか、このレーダーを使って人を助けるのとはね....。


前書き担当 ラフィーヌ

「よし!!ならば、案内を頼む!!」

「えぇ、分かったわ!付いてきて!!」


俺、たむちゃん、アリア姐さんはラフィーヌを先頭にして進み始めた。

ラフィーヌは、ちょくちょくデオキシリボレーダーを確認して、目的の場所を正確に捉えようとしている。

その行動から、ラフィーヌの性格が現れていることが分かるのだ。

几帳面な性格で、何事も真剣に取り組む姿勢。

錬金術も、少しのミスがあれば失敗するという。とても集中しなければならないものである。

きっと、このラフィーヌの性格は錬金術によって身についたものであるということが予想される。


そして、ラフィーヌは多分、負けず嫌いだ。

やや、自信過剰な所がある人は基本的に、自分が負けることを嫌う。

だから、努力するのだ。

意地でも負けないために。


と、たむちゃんが誰かに問うような形で口を開く。


「そう言えば、あのタイラント帝国ってどこにあるのですか〜?」


おっと、たむちゃん!

それは、大体の人間が知っている当たり前の常識の範囲を聞いてきた!!ってなって俺たちの事を怪しまれるパターンじゃないでしょうか!?

いや、まだ、この仲間に言っているのだから大丈夫っちゃ大丈夫かもしれないが、もし、万が一の事があったりしたら、俺たちは、あまりにも常識知らず過ぎると思われるのではないか!?


「本当にルシュタムの言う通りだ。あのタイラント帝国軍は突然現れ、一方的に襲いかかり、そして、跡形もなく消える...。一体全体、どういう理屈なのか...。」


おっと、どうやら一般の皆様もタイラント帝国の事に付いて理解出来ていないらしい。

本当に俺は心配症なんだから〜

しかし、アリア姐さんの言っていることも気になる。

突然現れて、跡形もなく消えるというのは明らかに普通じゃない。

いや、この魔法とかがある所で普通ってもなんか変な感じがするけど...

とにかく、普通、安易に出来るというようなものではないハズだ。


不意にラフィーヌが振り向き、アリア姐さんに答えるように口を開く。


「そうね。あたしはアイテムを使っていると思うの。」

「アイテム?特殊な能力を持つ何かか?」

「そう。それも、錬金術を使った錬金物って所かな。」

「確かにそうかもしれないが、魔法っていう可能性も...」

「魔法ね...あ!着いたわ!!」


ラフィーヌは崩れている一つの家を示す。

家と言ったが、もはや家としての機能はしていない。


「よし、じゃあ、とにかく!!この屋根をどかそう!!」

「ウルと私が屋根を動かすから、ルシュタムとラフィーヌは人を家から救助してくれ!!」

「分かったわ!!」

「了解ですよぉ〜!!」


俺とアリア姐さんは、屋根の周りを囲むようにして、その屋根に手を添える。

すると、アリア姐さんは俺の方へ向いて口を開く。


「ウル!!せーのっ!!で持ち上げるぞ!」


とアリア姐さんが言っているが、俺は考える。

このまま、強化無しで屋根を持ち上げることは出来るだろう...しかし。


「待ちな、アリア姐さん!ここは、たむちゃんに1度支援魔法をしてもらった方が良いだろう。」

「支援魔法ですか〜?」

「それはいったい、どういう.......そうか!なるほど、考えたなウル!!確かに、この一つめの家を持ち上げるのが容易かもしれない。しかし、2つめ、3つめと数が増えるにあたって、持ち上げる際に時間が掛かるようになる。ウルの言うように、ルシュタムに支援魔法をしてもらった方がよいと言うわけだな。」

「ふっ、その通りだ。アリア姐さん。」


いや、そんなつもりで言ったんじゃあ無いんですがね。

ただ、持ち上げようとしてもピクリとも動かなかったので、たむちゃんに頼もうとしてたんですが...


「了解したですよー!!『魔法・パワーブースト』『魔法・疲労無効』!!」


たむちゃんの魔法により俺とアリア姐さんの周りを赤い光と黄色い光が現れる。

これが支援魔法だろう。


「おお!!ありがとう!たむちゃん!!」

「では、上げるぞ。せーのっ!!」


アリア姐さんの声に合わせて俺は屋根を持ち上げる!

たむちゃんの支援魔法のお陰で、重かった屋根も軽々と持ち上げる事ができる。

その間に、ラフィーヌとたむちゃんが、声を出しながら人を探すのだ。


「大丈夫ですか〜!?」

「たむ!!居たわ!!」


ラフィーヌは1人の男性を見つけ、たむちゃんと共に力を合わせて、崩れかけの家から外に出す。

その事を確認した俺とアリア姐さんはゆっくりと、屋根を元に戻すのだ。


「どう?意識は...?」

「今のところ、気絶しているみたいね。傷は、浅いようだけど、一応、回復魔法を掛けてあげて。」

「了解ですよ〜!!『魔法・キュアオール』」


たむちゃんの魔法の発動により、光の魔法陣が現れ、回転しながらその魔法陣は気絶している男の方へと写り、消えた。

その魔法陣が消えると同時に、傷跡も無くなっていたのだ。

最近、睡魔に襲われる焼き鳥です..w

本当に眠たいですw

何ででしょうかw


さて、次回も人助けでしょう!!


ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ