ランバーナ対ウルとルシュタムの戦い開戦では
ほう...。
ロボットと来たか。
これは、我を楽しませてくれそうなものよな!!
前書き担当 ウル?
2機のロボットのデザインとしては共通している。
3~5mほどの人型のロボットで、色は白と青をベースとしたものだ。
また、上半身がやや大きめで、ガタイの良いロボットのように見えることから接近戦に特化したものだと予想される。
さらに、動きに違和感を感じさせない事から、高性能なロボットだと分かる。
ロボットは動く場合に、ギギギィィや、ミシィィなどといった音が鳴ったり、動きにブレが生じて、ぎこちなさを生むものが多い。
しかし、このロボットにはそのぎこちなさが存在しない。
動きは流れるようにスムーズで、不快感を感じさせない。
見た目がメカメカしく無ければ人間では無いかと疑ってしまう程である。
いや、むしろ、無駄な動きをしない分、人間より上手く歩けるのかもしれない。
「な、な、何ですか〜!!あれはー!?」
「あれは...ロ、ロボット...!?」
「なんだと!?ラフィーヌ!!あれが、機械仕掛けだと言うのか!?」
『残念だったなぁっ!!こっからはこの、新兵器を使った、ランバーナと!!』
『リンバーナが相手しよう。』
ロボットに乗っている状態からの発言であるため、声にエコーが僅かにかかっているが、その声から操縦者...パイロットの性格を読み取ることができる。
ランバーナと言った方は、頭はあまり良くなさそうであるが、行動力に特化した少年であると予想される。
対して、リンバーナは、知的であり、物事を理屈的に思考する力を持っている大人びた少年だろう。
「ほう、面白い!!ならば、宴を始めようぞ?」
「わ、私たちも今度は参戦するですよー!!」
「そうね!あたしも援護するわ!!」
「なら、私とラフィーヌがリンバーナへ!ウルとルシュタムがランバーナの方へ頼めるか?」
「我に指図するか...まぁよい、それには我も同意見だ。あのイカレの方が楽しませてくれそうだからな!!」
『な、誰がイカレだ!!俺はランバーナだ!!』
『...相手に惑わされないように..な!!』
まず、一斉にそれぞれが、相手の方へと向かった!!
仲間と近くに居すぎると仲間の動きの邪魔になったりするため、別れての行動である。
まず、接近攻撃中心の前衛は真っ先にロボットの前へと向かう!!
接近戦では特にロボットの動きとこの地形を考えて戦う必要がある。
その事を知っているウルは周囲を見渡す。
あの機械仕掛けはパイロットの腕に依存しておる可能性が高い。
...と、するのならば、まずは、パイロットが指示した事をロボットが行う時の時差がどれほどのものかを理解しておいた方が良いだろう。
ウルは、ジグザグ走りでランバーナへと向かい始めた。
ランバーナはロボット越しではあるが、そのウルの動きを捉えようと頭を動かす。
その様子をウルはじっと見つめ、そのロボットの動きとは逆の方へと動く。
そして、それをランバーナは目で追う。
このシンプルな事を何度も何度も繰り返しているうちに、短気なランバーナはイライラを覚える。
『あぁああー!!!!ちょこまかと!!うざったるいんだよぉぉおっっっっ!!!』
その性能の良いロボットはウルを一撃でも当ててやろうと、肩にあるレーザーバルガンを撃つ!!
撃ちまくる!!!
1発目ぇぇえ!!!
2発目ぇぇぇえ!!!
3発目ぇぇぇぇえ!!!
しかし、どれもウルに直撃するようなものでは無い。
すると、ふと、ランバーナの視界からウルが消えたのだ。
一瞬の出来事によって、ランバーナは何が起こったのか理解出来ないでいた。
もちろん、ルシュタムも驚きの表情を見せている。
「な、ウルが消えたですよ〜!?」
『野郎ー!!どこへ!?』
辺りを見渡す。
もしかしたら、近くにいるのでは無いのか...と。
しかし、どこを見ても、白髪の男を見つけることができなかった...。
しかし、見つけれてなくても、声が聞こえてきたのだ。
「我はここだ」
『ーーッッ!!!テメェっ!!いったい!!』
声のした方へランバーナは鋼鉄の腕を振るう!!
何も触れることは無かったが、視界に白髪の紫眼の男を見つけることに成功した。
すると、男は不気味な笑みを浮べて口を開く。
「ふっ...なかなか良い性能のようだな。」
その白髪の男の言っていることを理解するにはランバーナの頭では無理だ。
しかし、そんな、ランバーナだからこそ、その笑みをどこかで見たことがあるような懐かしさを感じたのだ。
帝国のランバーナとリンバーナたちとの戦いの始まりだせ☆
次回は戦いの続きですな!!
しかし、もう少しすると、テストが始まるので、更新が更に遅れると予想されます!!
申し訳ないです!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




