レンヤ対マーディでは
...こい、レンヤ・サンナイト!!
前書き担当 マーディ
オレは地面を勢いよく蹴り、全体重を乗せた拳でマーディを殴る!!
そのオレの拳をマーディは手の平を使って受け止める!!
勢いと勢いのぶつかりにより、衝撃波が生まれ、足場である地面に凹みと亀裂が走る!!
「...なかなか良い拳だ。」
「そいつはどうも!!」
オレは凹んだ地面に着地すると同時に、足腰をバネが縮まる動きのように扱って、力を溜める!
そして、縮まりきったバネが弾ける!!
爆発力を身につけ、オレはマーディの懐を目掛けて、右手の拳をねじり込むように入れる!!
「...ーーッッ!!!」
マーディは苦痛を受けたような顔をした事から、オレの拳は確実に効いているって事わかった。
だから、このまま押し切る!!
「ふっ!オラぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「...まだ、甘いな」
瞬間!!
マーディがオレを捉えようと片腕を伸ばしてきた!!
このままでは、奴の手に捕まり、圧倒的握力によりオレは瞬殺されてしまうだろう!!
捕まれば..な。
「残念だが、読めているぜ!!」
「...ーーッッ!!」
現在、マーディと向かい合うという形となっているが、オレはマーディに背を向ける。
マーディはオレのこの行動に理解できていないようだ。
それもそうだ。
戦闘中に相手に背を向けるというのはどういう行為かは誰もか理解することかできるだろう。
それは危険極まりない行為だ。
相手の攻撃に対して、無抵抗であるという事と同じと考えても間違いではない。
だからマーディは何の抵抗もする事なく、腕を伸ばし続ける。
オレはその腕を両手で掴む。
しかし、その意図について理解できない。
だからマーディはなんの抵抗もする事なく、腕を伸ばし...
ーーッッ!!!
一瞬だった。
一瞬にして、マーディ程の大きさの人間が地面に倒れていたのだ。
マーディは記憶を辿り、いったい何が起こったのか理解しようとする。
が、しかし、あるのは、レンヤに腕を伸ばしていたら急に浮遊感に襲われたという記憶しか出てこない。
「ふっ、形成逆転だな!!」
「...何をした!?レンヤ・サンナイト!!」
マーディは驚きの表情でオレに問う。
だから、オレは笑いをこらえ切れずに答える。
「はっはっ!!言ってもどうせ、分かんねぇだろうよ?」
「...何?」
「で、だ。マーディ。ソエルがタイラント帝国に奪われたら...と聞いたな。単刀直入に問う。ソエルを...誘拐するのが目的か!!」
マーディは倒れている状態から起き上がり、口を開く。
「...質問に...」
「答えたら、オレも答えてやる。だから早く言え!!」
「...わかった。そうだ。タイラント帝国の目的はソエルの誘拐だ。」
「ーーッッ!!!」
「...どこへ行く?」
「ちっ、テメェにしたのは『一本背負い』をベースにした技だ!!」
「...それが聞きたいのではない。これからどこへ行こうとする?」
「決まんてんだろ!!ソエルの所へ行くんだ!!」
「...そうか。もし、タイラント帝国に攻めに行くのなら...自分を連れていけ。」
...何?
休みの日でも休めない焼き鳥となってしまいました〜w
次回は、ウルの方になると思います!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でした!!




