キラの攻撃では
俺の番だ!!
前書き担当 キラ・ドライト
キラはニヤリと笑みを浮かべ、自分の攻撃の開始の合図を送る!!
その様子を見て、観客と化した周囲の人間は感極まった声が次々と上がる!!
「おぉ!!いいぞぉっ!!!」
「いけいけキラーーッッ!!!」
「やり返せぇぇ!!」
答えるかのように笑顔のまま観客に手を振る。
しかし、ルマの方へと向けた視線は真剣そのものである。
その様子を目にしたルマは、キラの攻撃が始まるという事が理解できた!!
だから、向かい打つ!!
「さぁ、来なさい!!キラ!!!」
キラは左手で魔導書らしき分厚い本を持ち上げ、詠唱を始める。
それは言葉にできないようなアクセント、癖のある発音、所々にエコーがかかっているもので正直、ここにいる誰もが、それを言葉として聞き取ることは不可能であろう。
だが、しかし、誰もが、それは攻撃のためのものだと理解している。
「..........ーーーッ!!!」
そして、その詠唱をしている間にこの空間に変化が起こる!!
キラの周囲を青とも紫とも言える光を放つ魔法陣が浮かび上がる!!
魔法陣の大きさはバラバラでデザインも様々。
六芒星だの、五芒星だの、理由の分からない古代文字のようなもの、そもそも文字なのか疑わしいものまである。
その数は軽く20を超えているだろう。
「...行け!!」
聞き取る事ができなかった詠唱の後に、キラは呟くように口を開く。
それが引き金となりて、それぞれの魔法陣が攻撃を開始する!!
多彩な色を放つ光がルマに向かってジグザグに...だが確実に進む!!
「ーーッッ!!!」
ルマはその魔法と呼ぶに相応しい、魔法による攻撃を、まるで円を描くかのように回避をする!!
ルマが駆けて行く中でその魔法の光はルマを捕らえようと襲いかかるが、ルマには1回も当たることはない!!
代わりに地面に次々とぶつかって行く!!
「ほおぉ!!やるじゃねぇかルマ!!!」
「当たり前よ!!この程度、私を倒すには全然よ!!」
キラの攻撃を流れるように回避したルマは、魔法陣から出てきた、攻撃に失敗した光を確認する。
いったいどのような効果だったのか...と。
すると、ルマの後ろには、刺々しいクリスタルのような氷や、バチバチと放電している地面、燃え上がる炎が、まるで、ルマの足跡のように付いてきていたのだ。
その様子からルマは確信する。
「やっぱり、ぶつかると魔法が発動する危険な光だったわね!!」
そう、あの光は地面にぶつかってから属性攻撃が始まる魔法だ!!
そのルマの答えを聞いて、キラは答える。
「ご名答!!...いや、正確にはすでに魔法だが、まぁそう考えてもいいだろう。」
「ふっ、でも、この通り当たら無ければ大した問題では無いわね!!」
ルマは自信を持って声を張り上げる!!
どんな攻撃も避けてやると。
こんな攻撃じゃあ私は倒せないと。
「さぁて、それはどうかな?」
「こ、これは!!」
「そう、ルマはまさに籠の中の鳥だ!!」
キラの声と同時に、地面に残っていた、炎や氷や雷が一箇所に集中して動き始めたのだ!!
そう、ルマの方へ!!
ルマはその魔法に囲まれた状態となり、文字通り、籠の中の鳥だ。
その閉じ込められた状態であるのに!!
追い詰められているのにも関わらず、ルマは焦りを見せることはない!!
何故なら....
「これがどうしたというの!!!」
籠とて、上が空いていれば驚く必要などない!!
自由を求め、飛び上がる!!
しかし、頭上にはすでにキラが...
「それは読んでいたぜ!!!」
昨日、出せなくで申し訳ないです!!
ふぅ、休憩の時間に書くという姑息な手w
今回、教習所で体験してみましたが、これまた難しいw
よくみんな運転できるなぁとw
さて、次回も、キラとルマの戦いになるでしょう!!
しかし....?
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




