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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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新しい装備では

新装備でのクエストです!

その装備の説明も入ります〜

たむちゃんの装備はいいですな

ドゥードゥーバードが生息している草原には、ドゥードゥーバードの他にもモンスターが生息している。

今回のクエストはその中でも比較的暴れん坊なイノピグの討伐だ。


イノピグは猪のような豚のような生き物である。

しかし、牙がとても発達しており、大きいものでは、牙の大きさだけで3mは超えるという。

ただし、真っ直ぐではなく曲がっている。

その武器を持ちながら、気性が荒く、なんでもかんでも、すぐに突進しまくる獰猛なやつだ。

瞬間最高時速は70kmといわれており、出没する前に狩っておかないと町に被害がでるのである。


『ブギぃーー!!』


「なかなか、威勢がいいですが〜!!私も負けませんよぉ〜!!」


イノピグの突進に対して、たむちゃんは2mほどの巨大な剣を横に構えて抑えている。剣がちょうどイノピグの牙に当たっている様子はまるで鍔迫(つばぜ)()いのようだ。

俺はたむちゃんがイノピグの注意を引きつけている間に、ゆっくりとイノピグの背後に忍び込む。

ジワリ...

ジワリ.......と。


そして、1m弱の剣でイノピグを突き刺す!!

俺の動きにイノピグは気づいたらしいがもう既にイノピグの体に剣が刺さっていた。『ブギぃーー!!』という悲鳴じみた発して横に倒れた。


「ふぅ...倒せましたよぉ〜♪」


「よし!さ、次行くぞ!」


たむちゃんが額の汗をスッ...と拭くと太陽の逆光により、神聖なオーラを感じた。

たむちゃんの装備は、とてもうすい布のような白の服、ミニスカート、黒のロングソックスを着ており、その上に、胸当て、腰当て、ガントレット、ブーツ、プレートアーマーを装備している。

全体的に白をベースにして、金のラインの入った装備であり神々しさを感じる。

ミニスカートと黒のロングソックス。

いいセンスだ。

更に、よく見ると腰か、背中当たりから大きめの黒い翼が生えている。

一見、マントのように見えることもある。


「そういえばヴァルキリーのジョブだと翼を出せれるみたいだけど、たむちゃんのその翼は元々の翼?」


「そうですねぇ〜、堕天使になってしまったので翼が黒くなっちゃってますよぉ〜。また、輪っかも紫色に変化してましたよぉ〜」


「なるほど、堕ちると色が変化するのか」


たむちゃんの装備はとても強そうでとてもいい見た目だ。

俺はというと、黒と緑のリバーシブルフードの付いたロングコートを着ている状態である。

また所々、黒の網目状になっている所があり、その網目状の下は緑色になっている。

そしてベルトには様々なものを取り付けれそうに細工しており、アイテム袋も結構大きめである。

リバーシブルフード付きロングコートの上に胸当て、ガントレット、ブーツを装備している。

実はこの装備1式は、フードを被ることで周囲の色に極似した色に変化することができるのだ。

どうやら、そういう特性をもつモンスターの素材からできるものらしい。

俺たちの装備はこんなところだ。

武器は、たむちゃんが2m以上はある巨大で太い大剣を使っていて、俺は1m弱くらいの剣を使っている。

それなのに、たむちゃんの方が攻撃回数が多くなり、すぐにレベルが上がっていった。

このままだと、俺のレベルが上がらないので、たむちゃんにお願いして先ほどのように、たむちゃんにイノピグが集中している間に俺がトドメを刺すという動き方を何度もしていた。


「ふぅ、結構倒せたんじゃないのか?」


「そうですね、ウルのレベルも上がって来ましたし、そろそろ切り上げますか〜?」


「そうだな、じゃ、戻るか」


俺とたむちゃんは草原を後にし、戦い方について少しずつ自分たちが学んできているんだというのを実感したのだ。



「はい!確かに、イノピグ20頭の討伐クリアです!では、報酬の2万イェンになります!」


「あれ...結構安いのですね...」


「前回はいわゆる、ルーキーボーナスみたいなものがありましたからね。」


「あららですよぉ〜」


「ですが、前回のがまだ残っているので生活できないほどではないでしょう?」


「...っ。そうですね。」


丸め込まれたような気がしないわけでもないが、俺たちは報酬を貰って帰ろうとした時、ギルドのドアが激しく開いた


「依頼を出したいのだが!!」


『武器専門店・相棒』のおやっさん!?

おやっさんは肩で大きく呼吸をしている。その様子は息を切らしていて、何かに焦っているのだろう。


「いったい、どうしたと言うんですか?」


「娘が...マイミー森へ向かったんだ!!」


「ん?マイミー森林?」


マイミー森林

アイズマイズから少し遠い所にある巨大な森林である。

珍しい木や、実があったり、貴重な資源があったり、かつ、珍しい鉱物があったりするため様々な人がそこに探索しに行くのだ。


「しかし、そこに娘さんが行ったとしても驚く必要は....」


「今の時期を忘れたか!!!スピノコギドンの活動期だろうが!!!」


武器専門店のおやっさんはとても焦っている表情で叫んだ。その声、及び、言葉の意味を理解した者も同時に険しい表情と困惑の表情へと変わったのだった...。

武器専門店のおやっさんの言ったモンスター、『スピノコギドン』。そのモンスターの生態とはいかに!?そして、新たな場所『マイミー森林』。

おやっさんの娘はそこに向かったとのことですが、無事、娘を助けることができるのか!!

次回にて続きます〜

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