武器市場では
そういえば、たむちゃんや、ラフィーヌは今頃、何してんだろうな...
前書き担当 ウル・ファントム
ウルとアリア・ファンフィール・ネイサが赤黒いオーラについての調べ事をしている間、ルシュタムとラフィーヌはヒィジム国の武器市場へと向かっていた。
「さすがに広くて大きな国ね。武器市場がこんなにもあるとは...」
「圧倒的ですよぉ〜!!」
武器市場というのは武器を売っている店が多く集まっている所で間違いではないです。
本来、別の街などでは、武器市場があるとしても、3~7店ほどでも多いほうです!!
ですが、私の視界に入っている店全てが武器市場であるヒィジムは上手く言えないですが、とにかく凄いことが伝わってくるですよぉ〜!!
とにかく、凄いですよぉ〜!
しかし、どうやら、この驚きにラフィーヌは慣れてきたらしく、すぐに目的を思い出したかのように喋り始めました。
「たむ、それじゃあ、商売を始めましょうか!!」
「商売ですかー?....面白そうですよぉ〜!!」
私は商売というのはやった事ないですが、何だか、とても面白そうな気がしました!!
だってですよ!!
ラフィーヌの目がキラキラと光り輝いているんですよぉ〜!!
これはつまらない訳がないですよぉ〜!!
「さぁ、たむ!!まずはこれを建てるわよ!!」
そう言ってラフィーヌは何やら木製のよく分からない物を持っていましたです。
そして、その隣のにも似たような物が....
......
「それは何ですかー?」
「え!?これはどう考えてもどう見てもインスタント屋台よ!!!」
「イ、インスタント屋台?....あぁ!!そういう事ですか!!屋台を作るって事ですね〜?」
「そそ!!分かったらあたしが指示するから早く組み立てちゃいましょ!!」
ぽいっと合わせて
ギュッとして
ドンとして
バーンっと完成!!
....
「本当に、早かったですよ〜!?」
「だから言ったじゃない。」
3分か、5分ほどで組み立てれちゃいましたですよ〜!!
できた屋台は2m長ほどの大きさで、広さは4人以上が横になれるほどの広さです!!
それで、正面には、『ラフィーヌの錬金術物』という看板をかけていて、自分の屋台をアピールしてるですよ〜!!
「す、凄いですよ〜!!ラフィーヌは慣れているんですか〜?」
「えぇ、まぁよくパパと一緒に商売をしていたから当然よ!!」
「流石ですよぉ〜!!.....ですが、なんと言うか...勝手に店を出しても大丈夫なんですかー?」
そうですよ〜!!
この....勝手に店を出すのはよくないってどっかで見たこと、聞いたことあるような気がするですよー!!
つまり、これは私たちはとても不味いことをしているのですよぉ〜!!
どーするですよ!?
このままだと、私たちは犯罪者で、裁判になるんですよぉ〜!!!
きっと公開裁判でピンチになって、その状態がウルに見られるですよ〜!!!
慌てふためく私に対してキョトンとラフィーヌがしているですよ〜。
なんでそんなに落ち着いているんですよ〜?
「前から思ってたけど、たまに、たむって変わったこと言うわね?」
「わ、私、変な人って事ですか〜?」
「あ!!いや、そーいう意味じゃなくて...」
「なら良かったですよぉ〜...」
「でも...なんと言うか、ウルもたまにあるのよね...もしかして、たむとかウルって、遠い所から来たの?」
そ、それはどういう質問ですよ!?
確かに、私は天界からで、ウルは...
ん?ウルのいた所ってなんて言うんですかね?
....今はそこはいいですよ!!
私とウルはこの世界の者じゃないですよ〜!!
「は、はい、私とウルは結構、遠い所から来たですよぉ〜!!もしかして、文化の違いってわけですか〜?」
遠い所から来たってのは、あながち間違ってはないですよ!!
私は仲間に嘘ついてないですよー!!
「そうね、文化の違いね!!ごめんなさい。変な事を聞いて...」
「大丈夫ですよぉ〜!!仲間のことを気になるのは当然ですよぉ〜!!」
「そうね...あたしは、そのたむやウルたちの文化について色々と知ってみたいな...って思ったわ!!」
「私も、文化の事について知ってみたいですよぉ〜!!」
私の言葉を聞いてニッコリと笑みを見せた後、すぐにラフィーヌは声を上げたのです!!
それはこれから気合を入れるために...
「さぁ!!商売!!張り切って行くわよ!!」
すみません、まだ、ヒィジムには爆発は起こっていませぬ!!
申し訳ない!!
次回は、ルシュタムとラフィーヌの商売の始まりです!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でした!!




