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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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公開裁判の被告人では

公開裁判、何かあるような気がするわね。

何となくだけど....


前書き担当 ラフィーヌ

俺とアリア姐さんは、比較的前側の方に座り、公開裁判を見ることとなる。

座り心地は特に良くもなく悪くもないような感じであり、特別感は出ていない。

集まってきた人はこの裁判所の席に座っており、殆どの席が埋まっている。

やはり、国をたった1人で圧倒的な力で滅ぼした人物について興味があるのだろう。

ふと、被告人が赤黒いオーラを宿した人間だった場合のことについて思った事があったので姐さんにそのまま話すこととする。


「しかし、アリア姐さん。もし、赤黒いオーラを宿した人間が国を滅ぼしたとして....公開裁判になるって事は、その人間を捕まえれたって訳だよな?」


そうである。

国を簡単に滅ぼす程の力を持っている赤黒いオーラを宿す人間を捕まえるというのは安易ではない。

倒したりするのならランクの高い冒険者たち全員を使ってすれば何とかなるだろう。


しかし、あのユーユアスでの事件のように、暴走している相手の命を奪わずに、拘束するのは至難の技ではないだろうか?

拘束しても暴れ回る可能性も大いにある....というか必ず暴れるだろう。


「言われてみれば確かにそうだ....あの赤黒いオーラを宿した人間を捕獲するなんてとんでもない力を持った人物だ。」


アリア姐さんも俺の言葉を聞き、この被告人が赤黒いオーラを宿した人間である可能性が薄くなっているのを感じ、考え込みながらつぶやいた。

そのつぶやきの中の言葉に思い当たる点があった。


「とんでもない力を持った.....。レンヤならできるかも」


URアルティメットランクのレンヤ・サンナイトなら捕獲することができるかもしれない。

レンヤと一緒にいた時間はとても短いものだったが、あいつからは絶対的な強さ、何でもできる自身に溢れた男らしさを感じることができる。

何故だろうか?

『ジョブ・ハンター』のスキルか何かで、相手の大まかなスペックを直感で理解できるらしいが、それによるものなのだろうか?

しかし、俺が感じたのは、もっと、こう...懐かしい感じだ。

いや、有り得ないのだが...俺はどこかで、レンヤと会ったことがあるような....


「ウル、そのレンヤってのは、レンヤ・サンナイトの事か!?」


やはり、アリア姐さんも知っていたようだ。

しかし、考え事をしていた時に、隣から急に声が上がったので不意に変な声で反応してしまった...。

その事は置いておこう。


「やっぱり、姐さんも知ってたのか!レンヤの事を!」

「そりゃあ、知ってるさ!レンヤ・サンナイト。突然現れた赤髪の青年で、圧倒的かつ、絶対的な力で次々と高難易度クエストを攻略して行っている。私の調査隊でも噂になっていた!いや...むしろあそこまで有名だと知らない方が少ないのではないかと言われている。」


えぇ!!そんなに!!!

俺もレンヤみたいに強くなって誰かを守れるようになってみせるぞ!!


「やっぱ、すげぇな、レンヤは!!」

「しかし、気になる事がある。」


アリア姐さんが急に目つきが鋭いものとなったので俺は何やら深刻な話だと直感的に理解した。


「その...気になる事って?」

「一つは、ヒンコルン村の出身と言う事なんだが...」

「ヒンコルン村?」


どうやら、レンヤはその村の人間らしいな。

なら、俺がレンヤと出会った事があるなんて事は明らかな気のせいだな。

俺の言葉を聞いた後、アリア姐さんはその村の説明を始めた。


「あぁ、ヒンコルン村は、私が訪れた時は裕福な村ではないが明るい村だった。...いや、そこが問題ではないんだ。その村でレンヤ・サンナイトって人物が居るなんて今まで聞いたことが無かったんだ。」

「聞いたことが無い...てのは?」

「あの赤い髪にあれほどの実力を持つ者が、少年の頃どうしていたのか...。私が訪れた時にはいなかったように感じたんだ。」

「つまり、レンヤには何かあるってこと?」

「かもしれないな。もしかしたら、ヒンコルン村に何かが.....」


アリア姐さんの言葉の途中で音が鳴り響く。

言葉で表すならビィィイ!!というようなブザーに近い音が裁判所に鳴り、渋めの男の声が発せられる。


「ただいまより、公開裁判を開始いたします。被告人、及び被害者は前へ。」


気づけば裁判長の席に年老いた、だが、まだ元気なおじいちゃんといった人物が居座っている。


被害者席には被害者とおもわれる丸々と太った人物が居座っている。

被害者は身体中がボロボロで所々に包帯で巻き付けており、酷い怪我であったことが予想できる。

また、その被害者の隣にメガネを掛けた秘書的な配置にいそうな女性が立っている。


「被害者、ワルダーナ国王とその秘書」


そして、被告人となる人物がゆっくりと歩いてやってくる。

その人物が目の前を通った事でこの裁判所がざわめき始めたのだ。

一人ひとりが口々に驚愕の声を上げる。

被告人の特徴は、赤髪で高身長。

そう、被告人の名は...


「被告人、レンヤ・サンナイト」


なんと!?

被告人がレンヤ・サンナイト!?

予想していた方もいたかもですがレンヤです!!


さて、本日、ようやく集合絵の人物が1通り塗れました!!後は背景と微調整です!!

Twitterに載せておきますw


次回は、レンヤ・サンナイトの裁判です!!

では、ゲ砂焼き鳥でした!!

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