表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
73/188

ヒィジムのギルドでは

俺とアリア姐さんはヒィジムのギルドへと向かう!!

さぁ、いくぜ!!


前書き担当 ウル・ファントム

俺とアリア姐さんは、もう1度人混みの中へと入り込む。ヒィジムのギルドを目指して。

俺はこのヒィジムに来たことが無かったのだが、アリア姐さんは何度か来たことがあると言っていたので、今回はアリア姐さんの後ろについて行くことにした。

姐さんは、「迷子にならないように...」と言って、俺の手を握り、歩き始めたため、確実に到着できるだろう。


握っている手はとても温かく、柔らかい。

そういえば手を握る時、アリア姐さんの頬が赤くなっていたな。

きっと、この人混みのために発生する熱気でアリア姐さんの体温が上昇しているのだろうと予想される。

現に、俺も身体の温度が高まってきているのを背中や額から実感していた。

....もっとも、俺の体温の向上は、もっと別の感情によるものなんだが。

後ろにいるため、風が発生した場合に、姐さんのお姉さんの色気を放つ魅惑の香りが俺の嗅覚を包み込む。

それにより、心拍数の向上、血液の流れが急速に速くなり....

姐さんが真剣で調査しているのに、俺が浮ついた感情でいては良くないと思い、首を横にふる。


「さぁて、まずはここだな!!....ん?どうした?ウル?」

「ん!?いや、何でも無いよ!!姐さん!!」

「そ、そうか、じゃあ入るぞ。」


俺が首を動かしていたのを見て、問いてきたが素直に答えれる訳が無いので、何事も無かったかのように通す。


さて、ギルドが目の前にあるわけだが、ギルドのデザインとしては、流石大きな国のギルド.....というわけでもなく、始めに訪れたアイズマイズのギルドとデザインが似たようなものとなっている。

旗が屋根に付けられていて、風になびいており、屋根の上には冒険者ギルドと書かれている。


「こ、ここが!!」


ギルドの中に入ってみてヒィジムのギルドとアイズマイズのギルドの違いについて気づく事が出来た。


まず、受付とクエストの量だ。

アイズマイズの受付では3人ほどだが、このヒィジムのギルドでは倍の6人だ。

クエストは張り紙として掲示板に貼られて、受けたいクエストの貼り紙を取り、受付に依頼願いをするため、貼られている張り紙の数がクエストの数だ。

アイズマイズのギルドは縦横1m強ほど場所にちょこちょこと貼られているに対して、このヒィジムのギルドでは、『クエスト』という札がある壁1面にぎっしりと張り紙が貼られていた。


次に、人数だ。

ヒィジムという大きな国であると考えると当然といえばそうなのだろうが、テーブルの席が全て埋まっているとは予想出来なかった。

その多すぎる人数により、それぞれの話し声が一つの音として鳴り響き続く。

その声はまさに十人十色で、声が高い人もいれば低い人もいる。

しかし、その全ての者に共通していることか、言葉が荒々しいということだ。


「さてと、早速、受付の人に聞いてみよう」

「あ、姐さん!3番の受付が空いてるからそこに行こうか!」


受付の上に番号が振らており、どこが空いているのかすぐに分かるように、空いている所の番号は光っており、空いていない所の番号は曇っているようになっている。

俺たちは光っている3番の受付へと向かう。

受付はメガネを付けた女性だ。


「はい、どうかされましたか?....て!?」

「調査隊のアリアだが、赤黒いオーラの事について何か情報はでてないか?」

「調査隊隊長のアリア様!?お会いできて光栄です!!」

「あ、あぁ、それは...いいんだ。それより、赤黒いオーラについては.....」


アリア姐さんは受付の異常な程のテンションの高さに戸惑いを隠せずに反応をしてしまう。

俺も後ろで受付の声に驚いて肩を動かしてしまったのは隠せない。

そして、受付の言葉に反応したのは、俺たちだけでは無かった。周囲の...いや、このギルド中の全ての冒険者が興味の目を向けている。

様々な興味の目を...


受付は照れくさそうにしながら、「少々、お待ち下さい」と言って、調査隊への依頼をメモしているノートを取り出し、赤黒いオーラについてのがあるかを調べ始める。

そして、眉をひそめながら口を開き...


「残念ですが、そのような事は聞いていないですね...」

「...そうか、ありがとう。では、私たちはこれで。いこう、ウル。」

「え?もう行くのか?姐さん」


アリア姐さんは感謝の気持ちを伝え、すぐにギルドの扉へ向かう。

無論、俺も後に続く。


「んー、ギルドに無かったかー」

「そうだね...次は」


「おい、聞いたか!?公開裁判が行うって話し!!」


アリア姐さんがギルドから出て背伸びしているなか、俺が次の目的地を聞こうとした時に、後ろで男2人が話していた会話が入ってきたため、俺とアリア姐さんは耳を傾けた。

もう1人の男がその男の言葉に対して答える。


「国を1人で滅ぼしたって奴だろ!?」

「そうそう!!圧倒的な力でなぎ倒していったって奴!!そいつの公開裁判が今から行われるらしいぞ!!」

「見に行って見ようぜ!!」


会話が終わった男たちは急いて走っていった。

俺は不意にアリア姐さんを見ると、姐さんは何かに閃いたような顔をして...


「ウル!私たちも公開裁判を見に行こう!!」

ふぅ、ウル、ラフィーヌ、アリアができたので、後はルシュタムと背景を描くことです!!

んー、しんどいですw

ルシュタムのデザインが少し変わっています!!

お許しを...!!


次回はウルとアリア姐さんが裁判を見に行く所かと思われます!!多分です!!

では、ゲ砂焼き鳥でした!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ