壁に守られし国ヒィジムでは
私たちはヒィジムへと向かう。
私はそこで、赤黒いオーラについて調べなければならない!!
前書き担当 アリア・ファンフィール・ネイサ
ウィーウィズから旅立ち、ウルたちはヒィジムへと向かっていたのだ。
ラフィーヌやアリアはそのヒィジムに行ったことがある様子だったので、現在、その2人に道案内を頼んでいる。
どうやら、ウィーウィズとヒィジムは道で繋がっているので、その道に辿って行けば良いらしい。
それに、基本的に、村と国の距離は遠くない。
だから、歩きでも時間がかかることなく、すぐに到着できる。
「さぁ、着いたわ!!」
「ここがか?」
ラフィーヌが人差し指で、到着したと宣言したが、俺の目の前には巨大な壁がある。
その壁は鉄に近い金属で出来ているようで、ある程度の高度と光沢を放っている。
デザインとしては、所々に凹凸が...いや、これは槍の先が飛び出しており、刺々しい壁となっている。
巨大な...と一言で言ったが、俺の測定推測高さは25mから35mの間だろう。
多分だが。
と、壁の近くにいた2人の男が近づいてくる
「何者だ?」
「何用だ?」
その2人の男は全身全て鎧の1式を装備している。フルプレートアーマーと言うのだろうか?
その中で、ヘルムの顔を隠す所を上げて、顔だけ肌を出しているという感じだ。
そして、武器はリーチの長い槍を持っており、腰には1m強の剣を所持している。
これらのことから、この男たちは門番的な役割をしており、戦闘慣れをしているようだと言うことが理解できた。
ならば俺がすることは一つ。
「俺たちは冒険者で、このウィーウィズの国の観光に来たようなもの何ですか...」
「観光だと?....怪しいな」
おっとと、早速、怪しまれています。
俺はラフィーヌに振り向き、助けを求める表情をした。
ラフィーヌはその俺の様子を見て、ため息を一つ着いてから口を開こうとする瞬間、もう1人の男の方がラフィーヌより速く言葉を出す。
「ん?...まさか、あなたは、調査隊隊長のアリアさんですか!?」
「あぁ、私がアリア・ファンフィール・ネイサ...だが?」
アリア姐さんの名を聞いた瞬間、2人の男が同時に両足を閉じで、右手を頭に付けた。
いわゆる、敬礼の構えだ。
そして、口を揃えて...
「「失礼しました!アリアさん!!どうぞ、ここが、ヒィジムです!!」」
男2人の敬礼の後、ゴゴゴゴーーッという音が鳴ると、壁に変化が起こる。
まず、3m程の高さの所でプシューっという音と共に煙が吹き出し、まさに、扉の形が現れたのだ。
そして、その扉がゆっくりと開き、ヒィジムの国の中が姿を見せた。
「おぉ!!では、失礼しますですよぉ〜!!」
「さぁ、行こうぜ!!!」
俺達が壁の扉の中へ入る様子を見たあと、2人の門番たちは敬礼した後、壁の扉を閉めたのだ。
ヒィジムでは、周りに多くの店があり、俺がいた世界で言う祭りの屋台のような賑やかさがある。
店の種類も多く、さらに、同じ武器の店でも、何店かあると言う風に本当に多くの店がある。
また、その店の数に負けないほどの建物の数がある。
奥には城らしきものがある。
そして、何より、これらの店、建物、城があってもなお、広さを見せるこの国はとても大きいものであると予想される。
「さて、ウル。ヒィジムに着いたわけだけど、どうするの?」
よし、壁に守られているヒィジムに入れたな。
さぁ、この広い国から情報を頂くとしましょうか!
後書き担当 ウル・ファントム
また、集合絵の話です。
いやぁ、服の色を考えるのが難しいっ!!
被らないようにーとか、イメージ通りにーとか本当に難しいです!!
まだ、時間がかかりそうです!!
えー、次回はヒィジムでの行動ですな多分!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたつ!!




