武器専門店・相棒では
申し訳ないです、装備を買うだけのお話です。
で、でも、たむちゃんとの初デートとも言えます!!
「うーん、まず、どこ行く?たむちゃん」
俺、ウル・ファントムとたむちゃんは同じベッドで過ごした翌日にいわゆる買い物デートをしていた。
始めてですよ、この俺が女子と店を歩くのは!!
俺の質問に対してたむちゃんは人差し指を口に当てて考えた後、答えを出した。
本来、俺はあざとい、ぶりっ子は嫌いだが、たむちゃんは素でやっていて、オマケに可愛いから、許す!むしろもっとやれって感じだ
「ん〜と、ですねぇ〜。まずは武器を買いに行っきましょお〜!!」
初デートの会話は穏やかではない。
そう、武器を持っていないのだ。試験クエストの時はただただ武器を貸してくれていただけだったのだ。
サービスしてくれたっていいのにな......でもまぁ、おかげでたむちゃんと出かけれているってわけなんですけどね。
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たむちゃんと喋りながら街を歩いていると、ひとつの武器屋が目に止まった。
『武器専門店・相棒』
この武器屋からは、あらゆる物をなぎ倒せれる武器があるような強い意思の匂いがしたのでここに入ってみることにした。
「失礼しますー」
「まーす〜♪」
ドアを開けるとベルの音がなり、店主に客の来門を知らせる。
店の全体としては、武器が置かれておりその下に武器の種類のプレートが貼られてある。
ここまでは、良くありそうな武器屋なのだが、その武器の数が多い。展示しているものだけで、30種類以上あり、さらに、いわゆるサイズ調整もできるとの説明の札もある。
「いらっしゃい!!おう?見ねぇ顔だな!!新人か?」
奥からやってきた店主さんはそれはもう筋肉モリモリのマッチョさんでした。
それに、凄くデカイ!!
この人には絶対に嫌われてはいけないと思うくらいの威圧感。
気迫で押されるほどだ!
「え、はい!昨日、冒険者になったばっかりです!」
「ですよぉ〜♪」
「ガッハッハッハッハ!!そうか!で、冒険者ランクはどのくらいなんだ?」
「えっと、俺はBランクです...」
「おお!!BRスタートか!結構出来るんだなぁ!!だがな、そうやって図に乗って落ちていったやつを俺ぁごまんと見てきたからよ!絶対にうぬぼれんなよ!!」
「は、はい!」
「で、そこのは?」
「私はですね〜、Sランクですよぉ〜♪」
「ガッハッハッハッハ!!面白いな、ねぇちゃん!」
「あの...本当なんです。たむちゃんは本当にSRスタートなんです。」
「本当なのか!?」
「はいですよぉ〜」
たむちゃんからジョブカードを見せて貰った店主は、数秒ほど固まりわかっていない状態だったが、右手で目を隠して大きく笑った
「ガァーーッハッハッハッハ!!こりゃあ、たまげた!!まさか、SRスタートを拝める日がくるったぁなぁ!!何?ジョブはヴァルキリー?とんでもねえエリートだなぁおい!!待ってな!俺がピッタリのセットを用意してやるからよ!!」
「え?セットってどーゆー事です?」
「はっ!実は防具もあるのよぉ!!えーと、ジョブは『ヴァルキリー』と『ハンター』だな」
そういって店主は店の奥へ行き、「あれでもない、これでもない」っと装備1式を探してくれている。
まさか、武器屋に防具も置いてくれているとは!!
これは貰ったな!!
すると店主は多くの装備品を持ってきて、店台の上に置いた。
「そら、『相棒特製ハンター装備品1式』と『相棒特製ヴァルキリー装備品1式』だ!!で、ルーキー割引、SRスタートっていうぶっ飛びからの大幅割引で全部で、20万イェンだな!!」
「うわぉ...」
「はい、20万イェンですぅ〜」
「確かに、ほら!装備がまさにお前らの『相棒』だぁ!!!」
「「はい!ありがとうございました!!」」
本当に申し訳ないです〜
次回はその装備でのクエストになります。
なる予定です。
頑張ります!!
あと少しで、仲間が増える予定です!