ウィーウィズの村長では
ウルとラフィーヌは村長の所へ向かうためにウィーウィズの村を歩くのですよぉ〜!
あれ!?
これって、もしかして!?
ですよぉ〜!?
前書き担当 ルシュタム
俺とラフィーヌはサヤの家から抜けて村長の家を目指す。
このウィーウィズの村は、全体として木で作られた家がほとんどである。
その中でちょこちょこと、鉱山から取れる資源...鉱物などでできた物を使っているため、自然の有り難みを深々と感じさせられる村であると言えるだろう。
「あら、ラフィーヌちゃん!!」
「あ、リアさん!!」
不意に、20代前半~20代後半の女性がラフィーヌに話しかけてきたのだ。
どうやらラフィーヌの様子を見るからに知り合いのようだ。
いや、そもそも、ラフィーヌ自体がここに何度か来たことがあるようなので、そりゃ知っている人もいるだろう。
ラフィーヌが作った錬金物が高く売れるってサヤが言っていたからな。
....
友達が知り合いと話している時、その知り合いの事を自分が知らない場合って自分がどうすればいいかって悩むよね?
今、その状況です。
話に入っていいのだろうか?
やはり、大人しく話が終わるのを待っているべきなのだろうか?
これは困った問題!!
「そうなのよー!...で、ラフィーヌは何処に行こうとしてたの?あっ、彼氏とデート?」
「な、な!!違うよ!リアさん!!デートじゃないし、そもそも彼氏じゃないし!!」
そ、そんなに言うか!?
「た、確かに違うけど、そんなに否定しなくてもいいじゃないか!!」
「違うったら違うの!!」
「仲良しじゃない〜♪」
「と、とにかく、あたしたちは村長の所に行くわよ!!」
「お、おう」
「青春ね〜♪」
俺は腕を引っ張られながら村を進む事となる
ラフィーヌは俺の前にいるのでその表情を見ることができなく、後ろ姿のみとなる。
こうして見ると、ラフィーヌって...結構、可愛いなぁ...
何というか、小さいのを気にして大きく見せようとしている所とか、なんかツンデレっぽい所とか。
「さ、着いたわよ!」
「お、ここがか!!」
村長の家はとても大きな木をベースにしているかのような家であった。
木に大きな扉がついていて、その存在感を放つ。
では、早速、お邪魔しましょう!!
ラフィーヌと俺はその2m越しの巨大な扉を開ける。
「久しぶり、村長!」
おじいちゃんがあぐらをかいて座っていました。
彼の家の中には、木で作られた巨大なテーブルがあること以外は他の家と大差はないだろう。
「おう、ラフィーヌか!!その隣のは?」
「あ、俺はラフィーヌの仲間のウル・ファントムです!!」
「なるほど。で、ラフィーヌ!!錬金物か!?」
おっと、俺には反応が薄いですな。
まぁ、仲いい奴と比べちゃあ仕方ないか。
「えぇ、これよ!!」
ラフィーヌは村長の質問に対して、笑顔で答え、錬金物がいくつか入っている袋を渡した。
「おお、素晴らしい!!さすが、ラフィーヌだ!!ありがとう!!」
「こっちもお世話になっているからね。」
「そうか、何かあればいいんだが.....」
「あ、そういえば、ウル、あの事を聞かなくていいの?」
おっと、ようやく俺の出番ですな。
あの事...?
あの事!!
そうだな、情報収集だな。
「そうだ!村長さん。最近、赤黒いオーラを放つモンスターが出てきているんですが、その事について何か知らないですか?」
「赤黒いオーラ!?確か、隣の国でそんな話を聞いたような気がするな」
「なるほど、ありがとうございます!!早速、向かってみようぜラフィーヌ!!」
「えぇ!!」
「また、困ったことがあれば来な」
村長は親指を立てて、白い歯を見せる。
ダンディな感じだ!!
俺とラフィーヌは村長に感謝を伝えた後、家を出て、サヤの家へと戻るのだ。
次の目標を仲間たちに伝えるために!!
村長の家を抜けて、私の家へ戻ってくるウルとラフィーヌ。
どうやら、新しい目的が出来たようね!!
後書き担当 サヤ
最近、ウルたちの集合絵?を真面目に描き始めました。
いつもなら2時間くらいでイラストを終わらせていますが、今回は違います!!
真面目に頑張ります!!
飽きなければw
ではっ、ゲ砂焼き鳥でした!!




