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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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ミッション・ベッドからの脱出では

さぁ、ミッションの始まりですよぉぉ〜!!

ベッドから脱出するのです〜!!

え!?いや、脱出したら.....嫌ですよぉぉ...


前書き担当 ルシュタム

‹ミッション・ベッドから脱出せよ!›


現在の俺はたむちゃんとアリア姐さんに挟まれている状態だ。

俺の目的は左右にいる、この2人を起こさずに脱出することだ。

つまり、このまま、布団をめくっての離脱は不可能だろう。


「ならば...」


俺の身体は、たむちゃんとアリア姐さんの手で、完全に束縛されているのだ。

ならば、まずは手を除ける事にする。

ゆっくりと...

ゆっくりと。

除けて行く中で、手、腕の柔らかさが皮膚から伝わってくる。

身体が暑くなるのを確認しながらも、俺はゆっくりと...


「んんっっ....んぅ。」


たむちゃんの声に驚きを隠せずに俺は動きを止めた。

....

。。。

それから、特に変化がないので、俺はミッションを再開することにする。


「ふ、ふぅ。何とか、腕は除けたな。じゃあ、次は...」


このまま布団の中に(もぐ)って、ベッドから抜け出そう!!

俺は腹をベッドの下になるようにし、布団の中の暗闇へと入り込む。

その際に、なるべく布団を動かさないようにするのだ。


布団の中ではやはり視界は頼りにならない。

しかし、真っ直ぐに進めばすぐに出ることが出来るだろう。

布団だし。


そう思い、俺は迷わず進み続けました。

その考えが余りにも甘かったのです。


「んんんっ...んぅ。」


また、声がした。

布団の中であるため籠もって聞こえるが、あの声はアリア姐さんだろう。

俺が動けずにいると、身体がアリア姐さんの方に引っ張られたのだ!!

現在、見えていない状況だが、俺には今、何が起こっているのか、理解してしまった。

俺は、アリア姐さんの両足に挟まれたのだ!!


「ちょっ!!アリア姐さん!!」


やばい、やばい!!

突然の事で反射的に身体が更に熱くなってくるのを感じる!!

というか、恥ずかしいんだが!!

俺は早急にこの場からの撤退を目指す!!

しかし、アリア姐さんの両足からは逃れられ無い!!

どう足掻いても、全くびくともしないのだ!!

さっきから太もも特有の柔らかい感覚が走ってくる。


「んっ...」


瞬間!

アリア姐さんの足が動き始めたのだ!!

俺の意思が通じたのか、それともただの偶然か、どちらにせよ、今、俺が持っているのはこの状況から離れられるならいいという気持ちだ!!

....

。。。

ん?


「俺を挟んだまま、動....!!」


やばい!!っと思った時にはもう既に遅かった。

アリア姐さんは俺を挟んだまま、寝返りを打ったのだ。いや、正確には仰向けの状態になった。

今、俺の顔がアリア姐さんの太ももに挟まれている状態となっている。

えー、つまり、俺の顔は姐さんの太ももに挟まれています...

これは、色々とやばい!!


布団の中であり、恥ずかしい思いをしたためか、妙に今までより熱く熱気を感じる。

そして、視界が真っ暗なため嗅覚がよく働き、魅惑の香りが鼻に入ってくる。

念のため言っておこう。

これは、布団の香りだ!!


そうだ、今なら姐さんから抜け出せれる!!

俺は決死の思いで布団から抜け出す事に成功したのだ!!

俺は不意に抜け出してきた戦場(ベッド)を見る。

2人は起きる様子は無く、すやすやと寝ている。


「ふ、ふぅ、大変だったなぁ...」


あの戦場(ベッド)から抜け出せたと思うと一気に肩の疲れが取れると言った感じだ。

肩の疲れが取れるって...使い方あってるよね?

まぁ、とにかく、2人が起きること無くて良かったぜ!

じゃあ、俺はちょこっと朝の運動でもしよっかな...


俺がドアを開けると、目の前に小さな影があった。

何かと思って考えていると....


「...ちょっと、今、小さいって思ったんじゃないでしょうね?」

「あ、ラフィーヌか、そんなことに思ってないよ!」


俺の言葉を聞いても怪しそうにこちらを見つめる。

しかし、ため息をついた後、口を開く。


「はぁ、本当でしょうね...そういえば丁度、ウルに用事があって.....」


ラフィーヌが言葉の途中で停止した。

俺はその目は1点を見つめている事に気づいたので、その目線を辿っていくと......

アリア姐さんとたむちゃんが寝ているベッドに辿り着いた。


「.....」

「.....」

「違っ...」

「変態狼!ちょっと、あたしの部屋に来なさい!!」

ミッションは何とか成功したんだが、ウルはラフィーヌに呼び出しを受けることとなる。

全く、ラフィーヌは...

いったい、どうしたと言うんだ。

私とルシュタムとウルが一緒に寝ていただけではないか......全く。

ま、まさか!!ウルを独占しようとしている訳ではないだろうな!!


後書き担当 アリア・ファンフィール・ネイサ


次回は、ラフィーヌに呼ばれた所からになるでしょう、多分!

では、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!

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