表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
57/188

ホワイテス・ヒヒザルとの戦闘では

さぁ、猿たちと戦いです!!

始めましょう!!

「あれは...ホワイテス・ヒヒザル!?」

「アリア、知っているの!?」


白い猿を見た時にアリアが声に出して名前を呼んだ事から、アリアは初見ではないということが分かった。

そこで、アリアにあの猿の事を聞いてみることにした。


「あぁ、知っている...ホワイテス・ヒヒザルは本来、雪山などの寒い所に生息しているのだが...」


ホワイテス・ヒヒザル

極寒の所に好んで生活する事が多い白い猿。

白い毛に覆われたヒヒ、マントヒヒのような見た目をしているが2m弱の大きさをしており、非常に好戦的である。

鼻口部は前に出っ張っており鼻筋には赤い線が走っており、荒々しいさを示すように犬歯が剥き出しとなっている。

主な活動は朝、昼を中心として狩りを行う。

ホワイテス・ヒヒザルの社会はいわゆる縦社会というもので上下関係が厳しく、より強いものがリーダーとなる。

よって(かれ)らにはボスが存在し、そのボスが負けるまで何度も襲いかかってくるのだ。

ボスは基本的には巣に(めす)たちと共にいて、巣を守っている。

つまり、猿たちの仕事をまとめると以下のようになる。

ボスと雌は巣の守護。

雄は食料確保。

といった形だ。


「で、でもアリア、なんで、そんな寒い所が好き猿がこの鉱山に...?」

「それはわからない..。しかし..」


『フォギョォォォォーーーッッ!!!!!』


「お、襲いかかって来てますよぉぉ〜!!!」

「しかし、今はやるしか無いわね!!」

「ふふっ、そうだな!」


あたしたちはすぐさま戦闘準備に入る。

相手は白い猿が数匹。

で、あたしたちは、アリア、あたし、たむの3人。数だけで考えると分が悪い...


「アリア!!指示をお願い!!」

「なら、私が前に出よう!!ラフィーヌとルシュタムは後ろからの援護を頼む!!」

「了解です〜!援護するですよぉ〜!!」

「アリア1人に前任せて大丈夫!?」

「余裕だ!!」


あたしの問いに対してアリアは笑って答えて見せた。

そして、すぐに真剣な眼差しへと変えて猿たちへ向かう。


先攻はアリアだ。

アリアは2本ある刀の内の1本...真紅のような深い赤を宿した刀で斬り掛かる!!


右下段から左上段への斜め斬り上げだ。

それを受けて猿は稲妻のような早さで苦痛が走り、反射的に唸り声を上げて上を向く。

そのスキを見逃すほど、アリアは甘くない!


斬り上げていた状態から持ち手を変えた!

そして、身を低くして、足を軸に回転するかのように、左から右という軌道で猿を切りつけた!

その速さ、鋭さからまるで風を斬っているかのようであった。

斬られた猿はその場に倒れ込む。


その後、アリアは顔をあげて、剣先を猿の方へ向けてクイックイッっと動かして見せた。


『フォッフォッ!!!フォオオオオオギョォォォォオオオオオオオオオオオオーーーッッ!!!!!』


明らかな煽りであることを理解して猿は怒り狂った声を上げてアリアへ向かって次々と向かってくる。

しかし、そうなる事を分かっていたかのようにアリアは一言、言い放つ。


「ふっ、やはり所詮は猿か。」


アリアは次から次へと猿をなぎ倒していく。

左上から右下への斜め斬り下げ、回転横斬り、ステップで距離を取って、突き、などといったシンプルな動きで、しかし、圧倒的な速さで斬る。


「やっぱりアリア強いわね!!さぁ、あたしたちも行くわよ!!たむ!!」

「いえっさー!ですよ!!」


アリアばっかりにいい所は見せてられないわ!!


あたしは懐からリボルバーを取り出し、猿に狙いを定め放つ!

やや大きめの発射音を鳴らした後、火花を散らし、放たれた弾丸は回転をしながら目標の白い猿へ向かう!

見事、獲物と接触し貫く!

これは一瞬の出来事だったが、何故か発射してから着弾するまでがとてもスローの映像のように見える。

撃ち終わったリボルバーの銃口に煙が上がっているので、その銃口をふぅぅーっと息を吹きかける。

そのまま、煙はあたしの息によって飛ばされて、空を舞う。


「決まった...わね。」

『フォギョォォォォ!!!!!』


瞬間、後ろから猿が声を上げて襲いかかる!

距離は2mもない!!

でも...


「それがどうしたの?」


もちろん、読めていたあたしは後ろに蹴りを入れる。

それを受けた猿はくの字に曲げて吹き飛んでいる。

その宙を浮いている所に向いて撃つ!!

吹き飛びながらではあったが叫び、倒れていった。


まだよ!!


もう片方の手にも拳銃を握り、両手を広げて同時に2匹を撃ち、身体を沈めて、一気に跳ね上がる。

見た目としてはバク宙だ。

あたしが飛んでいる間にまた発射して何匹かを倒す。

そして、両足が地面に着くと片方の拳銃をしまう。

うーん!!あたしってばカッコイイぃぃ!!


「行くですよ〜!!『魔法・darkroadパープルフレア』!!!」


たむは魔法名を唱え、右手を前へと突き出した。

すると、たむの足元に紫色の魔法陣が現れた。

その魔法陣は回転しながらゆっくりとたむが狙ったであろう猿たちへと向かっていく。

向かって行く課程で、魔法陣はその猿たちの数と同じ数になって猿たちの足元へ!

そして魔法陣は段々回転が加速されていき、魔法陣の中から紫色の炎が燃え上がる!!

一瞬で、一瞬にして焼き尽くされた猿たちは何も無かったかのように...いや、何も残っていなかった。


「流石ね!!たむ!!!」

「ふぅーですよぉ〜!!」


たむは額にある汗を腕で拭くような仕草をする。実際は汗はかいてないのだが...

と、アリアから声がかかってきた。


「どうやらそっちも終わったようだな!」

「アリアも終わったのね!!」

「あぁ、この通り。」


そう、アリアの後ろには何匹も倒された猿たちがいた。

何だが自分たちがしたんだけど、こんなに倒して良かったのか少し心配になってきたわ。

でも、あたしたちも生きるためって言ったらそうなのよね...


『グゴギョッッッガァァァァァァァァアアアアーーーッッ!!!!』

頭の中で次から次へとストーリーが出来てきていますが、それらを考えていると早く進めようとしてしまうのでなるべく我慢します!!


さて、本日、焼き鳥の新しいデッキが完成しました!!その名前も、幻影機界騎士団(ファントムジャックナイツ)です!!まだまだ、何回か回して調整が必要です!!遊戯王を知らない人はすみません!!


次回、頂上で....!!!です!

ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ