ラフィーヌたちの鉱山登りでは
一方、ラフィーヌたちは...
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ウルとサヤとは反対の方向へ進んでいるたむちゃんとラフィーヌ、そしてアリア姐さんは周囲にある好物を集めているのだ。
「アリア、たむ、ここら辺の資源を頂いていくわよ!!」
「了解ですよぉ〜!!」
周囲を見渡すと丁度あたしが欲しがっていた鉱物が沢山あった。
なので全て頂く。
本来は自然の環境の歪みが〜とかいう理由で全部取るのは良くない事だけど、この鉱山ではすぐに鉱物が生み出されるため気にしなくていい。
それに村長から許可も貰ってるから大丈夫。
「ラフィーヌ、この変わった形のこれも資源になるか?」
アリアの声がしたのでそちらを振り向いてみると何かに指を指していることに気づく。
そのアリアの指先を辿っていくと、どうやら1つの鉱物の事を言っているようだ。
その鉱物の見た目は他の鉱物とは大幅に違っているのが1目でわかる。
まず、他の鉱物はクリスタルのような形状をしており、半透明で透けて見えているものがほとんどだ。
だが、このアリアが指した鉱物はクリスタルとは程遠い形で半透明ではない。
全体の見た目としては所々から棘のある歪な勾玉と言った所だろう。
しかし、あたしはこの鉱物を知っている
「これは...幻竜の勾玉!?」
「なんだ?それは?」
「何か凄いものなのですか〜?」
「凄いってもんじゃないわよ!!そうそう見つかる事のない宝みたいなものよ!!」
あたしはアリアとたむに幻竜の勾玉という宝についての説明をする。
幻竜の勾玉
竜の種類の中でも特に珍しい存在であるのが幻竜である。
幻竜には魔法を超越した様々な摩訶不思議現象を無条件で発動させる力...能力と呼ばれるものを持っている。
その能力とはMPを消費せずに魔法のようなことを起こしたり、翼が無いのに空を飛んだり、無から何かを作り出したりと様々な種類がある。
そして、幻竜の勾玉にはその竜の能力が宿っていると言われているのだ。
「よく分からないですが、何だが凄そうです〜!!」
「竜の能力...。そうか!何やら加護があったり異能を持っている防具や武器にはその幻竜勾玉が素材として使われているって訳か!?」
「そう、アリアの言う通り。幻竜の勾玉は入手するのが困難な分、値段が上がってしまうということ。」
「そんな凄いものがここにあったんですか〜!?」
「そのようね!!じゃあ、アリア、有難く頂戴して!!」
「分かった!!」
アリアは元気な声を上げてその勾玉を拾う。
その様子からよほど嬉しかったということが読み取れる。
それもそうだろう、自分が見つけた珍しいものが実は価値があったーってなると誰でもそう喜ぶものだ。
「じゃあ、この当たりは1通り資源回収は出来たようね。」
「先に進むのですか〜?」
「えぇ。ウルたちより先に頂上について驚かしてやりましょ!」
あたしはアリアとたむに指示を出して再び先へ進み始める。
この鉱山を登っていく内に少しずつ坂が急になってきつつあるのに気がつく。
このまま歩き続けるのは、きついかな...
でも、サヤも変態狼を頑張っているだろうし、何よりアリアとたむがいるから弱音は吐いてられてられないわね....
と、不意にアリアから声がかけられた
「そういえば、ラフィーヌはこの鉱山に何度か来たことがあるのか?」
「え?そうね、何度もあるわ。」
「何度もですか〜!?」
「やはり!道の見方、鉱物のある場所、話し方などから慣れていると思ったんだ!!」
「流石ね!」
流石、元調査隊隊長。観察力がずば抜けているわね。
まぁ、別に隠す必要ないことだからいいのだけど...
そういえば...幻竜の勾玉って竜の生息地しかないって聞いてたのだけど...
竜のいない所にもあるのかしら?
『ーーーッッグゴギゴォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!!』
そう考えた瞬間、雄叫びが鳴り響く!!
まさか!
まさか!!
嘘でしょ!?
あたしは坂の方へと向くとそこには...
白い猿がいた。
「あれっ?」
「お、お猿さんがいるですよぉぉ〜!!!」
竜かと思えばお猿さんです!
そう何度もフラグみたいな展開があってたまるもんじゃないですからね!!
えぇ!!
次回はお猿さんとの戦いになるでしょう!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




