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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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受付報告では

クエストクリア!

ようやく、冒険者です!!

しかし、あの、熊のことをギルドに伝えなければ

「クエストお疲れ様でした!!いい成果を残したそうじゃないですか!!」


受付のお姉さんが嬉しそうな声で、話しかけてきたきた。

どうやら、担当した冒険者が成果を出すとその受付の人の給料が上がるらしい。

何それすごい。

しかし、今気になるのは...


「ですが、あの、ファイアベアー?の事なんですけど..」


「そうですね、ファイアベアーは本来、森の奥に生息していて、大人しい性格のはずなんですが...」


「全然大人しくなんか無かったですよぉ〜!!」


「その事もありますし、何より、赤黒いオーラの事も気になるので調査隊に依頼しておきます。」


「お願いします!!」


調査隊

そのまま名前の通りで、モンスターの生態や、自然環境の調査をしている部隊である。


「話を戻しましょう!『試験クエスト』をクリアおめでとうございます!!もうあなた達は冒険者ですよ!!」


「やったな!たむちゃん!!これで俺達も正式に冒険者になったわけだな!!」


「やったです〜!!」


「まず、ジョブカードに名前の記入をお願いします!」


「確かに、そう言えば名前をかいてなかったなぁ。」


「もし、失敗した場合の個人情報を守るためです」


なるほどな

一応、理屈は通っている。

ような気がする。


「フルネームで、ルシュタムです〜」


「了解しました!!」


たむちゃんはフルネームでルシュタムと書いている..。

フルネームなのだろうか?

うーん

このたむちゃんの名前で、驚いたりしないというの事は、カタカタの名前が基本って訳か。


ならば俺の日本人の名前はまずいな。


あれ?俺の名前ってなんだっけ?...


名前.....よし


挿絵(By みてみん)


「ウル・ファントムです」


「そ、そうですか...」


え?なんか引かれた?

カッコイイよね?

ウル..ファントムです...

由来としては、俺のあだ名が『ウルフ』とか『狼』で、確か父さんのあだ名が「ファントム」だったような気がするから混ぜてみたんだが。

...まぁいい。

みよじより先に名前を書いたので合っているようだ。


「では、次に、冒険者ランクをつけたいと思います!!」


冒険者ランク

冒険者たちにランクをつけることで、その冒険者たちの適切なクエストを受けれるようにするものである。

これをランク制度という。この制度の導入により、冒険者たちの死亡数が劇的に減少した。

ランクはそれぞれ高い順番に

LR レジェンド・ランク

UR アルティメット・ランク

SSR スーパースーパー・ランク

SR スーパー・ランク

AR エー・ランク

BR ビー・ランク

CR シー・ランク

DR ディー・ランク

という順番である。


「では、カードを見てみてください!!」


数秒たつと、受付のお姉さんの声がしたので、俺は自分のジョブカードを見ることにした。


「やったです〜!!SRですよ〜!!」


「本当ですか!?これは、このギルド初です!!あなたの担当者として嬉しいです!」


「本当か!!たむちゃんすげぇな!!じゃあ、俺はー」


ウル・ファントム

Cランク


......


「.....」


「ウルはどうで〜した〜!!うわぉ!!CRじゃないですか!!2番目ですよぉ〜!!」


「...そうだね、たむちゃん。下からね」


「ウル様、本来は、DRからスタートの人がほとんどで、あまり気にしないでくださいね...?ルシュタム様が特別なのですよ...?」


俺は特別じゃないのね

そうね、知ってたよ。

俺は一般人さ...


『きゅーぅ!!』


瞬間ッ!!俺の腰のビンから声が!!

そう、ライムの鳴き声だ!!

その声に受付の人の顔色が変わった!!


「まさか...ウル様。モンスターを仲間にしたんですか!?」


やばい、連れてきたらダメだったか!?

俺はヤバイっ!という心のまま、反射的に目をそらしてしまった...

これでは逆に怪しい!!


「はいぃ!!ウルはスライムを仲間にしたのですよぉ〜!!」


「ううぉおぉぉぉぉいいい!!!」


「これは、これはこれは!!!あなた達、凄すぎですよ!!」


ですよね、怒ら...

...ん?


「今、なんと?」


「凄いですよ!ウル様!モンスターを仲間にするなんてLRの冒険者の方でもそう簡単にできないです!!」


「やったじゃないですか〜!!ウルぅぅ〜♪」


「ほ、ほ、本当ですか!!」


「そうか!このステータスは、完全に1つのジョブのためのステータス!!なるほど...」


受付のお姉さんは興奮の余り、敬語といった接客の基本を忘れてしまっている。

そして、その興奮した状態のまま、机をドン!と叩いて話を続けた


「さぁ!次はジョブを決めましょう!!」


ジョブ

ファンタジー系でよくある職業みたいなもの。

ジョブに応じて、そのジョブ専用の魔法やスキルなどを覚えられる。ジョブにも適正や、なるための試験があったりする。


「ルシュタム様は基本的に魔法や、攻撃力が優秀なのでそれらを活用できるジョブがよろしいかと思います!」


「じゃあ〜この『ヴァルキリー』にしまーす〜!!」


「『ジョブ・ヴァルキリー』ですね!!」


『ヴァルキリー』

攻撃、防御、魔法のステータスが極めて高く、回復もできるため、バランスのよいジョブである。魔法と武器による攻撃が中心だ。また、空を飛ぶことができる。


確かに元天使のたむちゃんに合っているような気がする。しかも、回復も出来るとかすげぇな!!


「んー、じゃあ、俺は...」


「ウル様は『ジョブ・ハンター』ですね、わかりした!」


「え?ちょっ...」


「流石です〜ウル!!私が『ヴァルキリー』でウルが「ハンター」ですね!!」


「えーと、なんですか?その『ハンター』ってジョブは?」


俺の知っているハンターったら、サングラスをかけて追っかけてくるあれだな。


「ウル様のステータス、適正が完全に『ハンター』のジョブよりになっています。いや、むしろ、『ハンター』以外のジョブは選ばない方がいいと思いますよ?『ジョブ・ハンター』はですね...」


『ジョブ・ハンター』

狩りを専門としたジョブである。

攻撃と速さが高く敵に見つかりにくくなるジョブである。

魔法は多く使えないが、罠を作ったり、設置したりすることができ、モンスターの心がわかる者が多い


「なるほど.....!!!わかりました、俺のジョブは『ハンター』にします!!」


「では!『完全適正』なので、冒険者ランクを上がります!!」


「おおーー!!」


俺のジョブカードのステータス欄に『ジョブ・ハンター』という文字が光りながら書かれた。その後、冒険者ランクの所が変化している事に気づいた。


俺の冒険者ランクは....



『Bランク』



...ん?


1つしか上がってませんね...


「あの...1つしか上がってないのですが」


「いや、BRスタートでも高い方なんですよ?実際に、あなた達は優秀ですし。...さぁて!!こちらは報酬金になります!!」


「んー。なんか、丸め込まれた気が...」


「ありがとうございますですよぉ〜!!」


「ドゥードゥー討伐500×10匹、ドゥードゥー捕獲1000×60匹、ファイアベアー撃退12000、生態研究報告150000、計『報酬金・227000イェン』になります!」


22万!?

報酬が22万イェンでした。

ちなみに、イェンと円の価値感は違います。

この報酬金を次回は利用して装備を整えようと思います!!

次回は暇な時に書きます

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