木の家のキッチンでは
ラフィーヌ!?
なぜ、ラフィーヌが真っ青に!?
「ラ、ラフィーヌ!!どうしたんだ!?その顔色は!!」
「真っ青になっているですよぉ〜!!」
俺たちの驚きの声を聞いて少し困ったような顔をした後、ラフィーヌは下を向きながら答える。
「う、..,うん。えーと...大したことじゃないんだけど...」
「それでも言って欲しい!!俺たちに出来ることなら、何でもする!!」
「ん....と。昨日の事で...んと...。」
ラフィーヌが俯いて語ろうとした時、それを遮るかのようにギュルルルと、あるいはぐぅぅぅという音が鳴り響く。
その音の発生により周囲に沈黙が訪れる。
....
沈黙の世界では今までに聞こえて来なかった鳥のさえずり、水の流れる音、風の音といった自然を感じることができる。
しかし、この音の招待を誰もが知っている。
そう、これは空腹の合図だ。
「なんだ〜腹が減っていたのかー!焦らしやがってラフィーヌ!!」
「いや...そういうわけじゃ...」
「恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ〜!!私もお腹空いてるですよぉ〜!!」
俺たちの反応にラフィーヌは1層顔を隠す。
深刻そうな顔してたのはこういうわけか!!
よし、腹が減っては何とかって言うし、いっちょ、ご飯を作りましょうかねぇ!!
しかし、あの少女に許可を取らないとなぁ...
「えーと、...その...」
「え?あぁ、私ね。私はサヤよ。」
「サヤ、君に助けて貰ってさらに迷惑をかけるが...キッチンを貸して貰えないだろうか?」
「うん!いいよ!でも、大したものないけど...それでいいなら!」
「ありがとうですよぉ〜!!」
これで料理を作ることが出来る!
しかし、役割分担をした方がいいな....
「えーと、じゃあ、俺は料理を作ろうかな。みんなはどうする?...できたらサヤも料理を作る側になって欲しいんだ。調理器具の事とかの都合で...」
「分かったわ!」
「ウル、私も料理を作る側に行こう!!」
「おけ、じゃあ、アリア姐さんと俺とサヤがキッチンで、たむちゃんはテーブルを拭いたり色々と準備してくれ!ラフィーヌは出来そうだったら..でいいからな。」
「了解ですよ〜!!」
これで役割分担は終わったって所か。
ラフィーヌが最も外傷が大きかったため、休ませることにしよう。
「ねぇ、ラフィーヌ。あんた、まだ...」
「サヤー!どの食材を使ったらいいんだー?」
「え、えーと...今行くー!」
おっと、ラフィーヌと話してた途中で言ってしまったなぁ。
キッチンの所へサヤがやって来て使っていい食材の説明を始める。
見たところ、とても広いキッチンであり、様々な調理器具が置かれている。
しかし、残念なことに俺、ウル・ファントムは基本的に調理はあまりしないので、詳しくは説明できないが、俺の知識内の言葉で表そうと思う。
まず、大まかな形としては同じの調理器具がいくつか置かれている。
どうやらサイズで分けているようだ。大中小と。
その調理器具はフライパンを始めとする、ボウル、鍋、包丁、まな板、ミキサーのようなものなど多種多様で調理に特化したキッチンだろう。
次に食材の場所だ。
広いキッチンに箱型の物が沢山と配置されている。
その箱を開けて見ると、食材が入れられており開けた際に冷気を出すという所から俺らでいう冷蔵庫の役割を持っているのであろう。
何よりその食材の数だ。
野菜、肉、フルーツ、麦、米、魚、貝、などなど多くあり中には分からない食材もある。
しかし、どれも鮮度を保てるように工夫しているであろう作りになっている。
これら全てを保管するためには冷蔵庫は5~6台ほどいるのではないかと思わせるほどだ。
その中で、サヤは卵、肉、レタスーーー俺がわかるのはこれくらいだ---を取った
「これで、ベーコンエッグを作ろ!!」
「ベーコンエッグ!!なるほどなるほど」
まさか、こっちの世界にもベーコンエッグという料理があろうとは...もしかしたら、食材、および、大まかな料理名は同じなのだろうか?
「ベーコンエッグか!お腹空いているラフィーヌのために早く作れる料理を考えたのだな?」
「そうよ!」
さすがアリア姐さんだ、サヤの考えを瞬時に見抜く力は調査隊で鍛え抜かれたって訳か。
それとも、アリア姐さんは料理が得意なのだろうか?
俺も頑張らないとな!!
焼き鳥はですね、実は料理ほとんどしないんですよ〜w
ですので、料理の事について変な所があれば申し訳ないです!!すみません!!
次回は料理開始!!ですね!
では、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




