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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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木で作られた家では

アリア姐さんのことで勘違いされたウル。

しかし、今気になるのは、たむちゃんとラフィーヌの無事についてだ

「アリア姐さん、なんだかとんでもない誤解されちゃったんだが!!」

「ふふふ、ウルもその気だったじゃないか」

「う、と、とにかく、服を着てラフィーヌやタムちゃんの様子を見に行こう!!」

「ふふ、可愛いな」


俺は近くに綺麗に折りたたまれた服を取り....

ん?そういえば...なんで俺まで全裸なんだろうな?

俺、気づかぬうちに脱いでいたのか?

いや、そんなこと....

ま、まさか!!


アリア姐さんは顔を赤くしてゆっくりと服を着替えている。

何故か、自分自身の体をゆっくりと撫でるという動作をしながらである。

無意識に見ていた俺に姐さんは気づき、とろんとした瞳で語りかける。


「やっぱり、興味が....」

「いや!!とにかく早く服を着ていこう!!」


という俺も服を着ていなかったので、急いで下から履いていく。

そして、一通り着替え終わったので、アリア姐さんに確認をとる。


「姐さん、着替えれた?」

「あぁ、もう大丈夫だ、行こう」


ドアノブを自分の手前になるよう引いて開ける。

開けてみたところその建物はやはり民家のようであった。とても大きな家ではないが5~6人ほど住めれそうな2階建ての家出ある。全体の作りとしては、木をベースとした自然に優しい家で木独特の暖かさと明るさを感じる。

すると、奥の方から先ほどの少女が姿を見せる。あのときはパニックでいたため、詳しくは見れていなかったが、茶髪のショートヘアーで、ややつり目の活発な少女をイメージさせる見た目をしている。

どうやら、あちらも俺に気づいたらしく、はっ!!とした顔をして、何やらもじもじとしている。


「あ...えっと、お楽しみを除魔してすみません!!」

「な!!だから、それは誤解だって!!!」

「え..?ほんとに何もなかったの?」

「あぁ!ほら、アリア姐さんも何か言ってよ!!」

「そう、何もなかった。ただ、全裸の男女二人で一緒に寝ていただけだ...」

「やっぱり!!!」

「なな!!そんな言い方だったら、更に勘違いするよ!!頬を赤くしながら言わないでくれ!!」

「でも、真実じゃないか」

「そ、それより、ラフィーヌや、たむちゃんは無事か?」


体が熱くなるのを感じつつも、俺はようやく本題に入ることにする。

そう、俺の仲間のラフィーヌ、たむちゃんの安全確認だ。

俺の質問に対してその少女は答える。


「たむちゃん?....あ、あぁ!!ラフィーヌたちは隣の部屋にいるよ」

「隣の部屋...?」


俺はその少女の一言でようやく、俺がいた部屋の隣にも部屋があることに気づく。

俺の部屋を含めて1、2、3、4。4部屋あり一直線上となるようになっている。


「たむちゃん!!ラフィーヌ!!今行くぞ!!」

「ま、まって!!流石に女子の部屋に飛び込むのはちょっと...」

「そ、そうだな、しかし...」

「あなた達はそこのリビングで待ってて、私が連れてくるから」

「それは助かる!!頼んだ!」


俺とアリア姐さんはリビングのテーブルへ、あの少女は部屋の中へと行く。

リビングも木で作られており、所々から光が溢れている。

ほのかに香る木の香りが心に落ち着き始める。

不意にアリア姐さんが思い出したかのように話し始める。


「そういえばウル。....あの、赤黒いオーラの事について...だが..」

「あ、あぁ、.....姐さん大丈夫?」

「情報を渡すのが仕事だからな。私が初めてあのオーラを見たのは森林の中だった。森林の中では特にこれといった事がなかった...そうはじめは...」


姐さんは、真剣な眼差しで過去の記憶を思い出すように話し出す。


「こんな事はありえないのだろうが森がざわめき始めたんだ。その瞬間、急に濃い霧が深くなったと思ったら...赤黒いオーラをまとったディアスホーンが現れたんだ。」

「ディアスホーン....なんて強そうな名前なんだ....!!」

「強そう?...ウル戦ったことないのか?ディアスホーンは大きさ1メートル程の大人しい草食動物だ。」

「あら...しかし、そのデ、ディアスホーンが一体?」

「ディアスホーンが...仲間を食べてたのだ....」

「な....なんんだと!?」

「私の考えが正しければ...だが、あの赤黒いオーラは一種のウイルスみたいなもので...」

「おっはよーですよ~!!!」


話の途中に入り込んだのはたむちゃんだ。このようなダークな雰囲気を一気に吹き飛ばす勢いの声。明るい笑顔。

全く、たむちゃんは...

その様子を見て俺もつられて、自然に笑顔になっていた。

俺は、アリア姐さんに「この話はまた今度」と合図を送りたむちゃんの挨拶に笑顔で答える。


「おはよーたむちゃん!」

「おはよう、ルシュタム!」

「はいですよ~!....あれ、ラフィーヌはどこです?」

「ラフィーヌは、さっきの少女が....」


と、俺が言いかけた瞬間にあの少女がラフィーヌを連れてきた。


「ラフィーヌ!おはようですよ~!!」

「ん....?あぁ、たむ。おはよ....」

「!?」


ラフィーヌがたむちゃんの挨拶に対して顔を上げて答えたが、その顔色がとても青白くなっていた。

ラフィーヌの顔色が悪い!?一体どうしたというのか!?

それは次回になります!


ツイッターのフォローありがとうござます!!きっといつか、ツイッター限定でイラスト描こうと企んでおりますw

さて、関係ない話ですがスマホの調子が悪くなったので、最近はパソコンで書いております。

私、打つのが遅いので大変ですw

少しばかり遊戯王の話を...堕天使テーマのリンク新規来てほしいです!!

現在、焼鳥の上位3デッキは1堕天使2コズモ3サブテラーです!

スパイラルは製作中ですw

あ、ガンプラ作りたいですw

頭のなかに大まかなイメージが大量にあるので、まだまだ続きます!!

ではっ、ゲ砂焼き鳥でした!!

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