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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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ユーユアスからの旅立ちでは

アリアの記憶

すべてが解決したが...

なぜ私は、この仲間との思い出を忘れようとしていたのだろうか...

忘れようとできたのか...


火山での調査。

火山という過酷な環境下では、その環境に耐えきれずに絶滅していった生物が何種類も存在する。

そういう状態であるため、この火山に生息している生物は生存本能が強く、とても凶暴な生物がほとんどだ。

また、その環境に適応するために独自の進化を遂げたモンスターが生息している。

以下のことから、火山には調査隊の中での優れた隊員でなければ調査の許可が降りなかったのだ。

しかし、私達は難なく調査でき生還している。


「隊長!!また我々の成果をだせましたね!!」

「我々じゃなくて、隊長が...だろ?」

「まさかまさか、私だけの力じゃないさ。君たちが居てくれたから、今回も無事に調査できたんだ。」

「流石です!...ところで...先ほどアイズマイズから依頼が来たんですが、少し妙でして...」

「妙...?」

「ええ、何でも赤黒いオーラーを放つファイアーベアーが現れたとか...」

「赤黒いオーラー...」

「どうします?隊長?」

「行こう!その謎を解明しようじゃないか!!」


その私の判断からすべてが始まってしまった。

....いや全てが.....終わったのだ。





「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

「アリア姐さん!!落ち着くんだ!!」

「私は...!!!私は...救うと称して....仲間を....!!!」


アリア姐さんはルーヤの声を聞いてから自分自身を攻め立てている。

なぜ、仲間を簡単に殺せれたのか

なぜ、見捨てるようなことができたのか


「アリア姐さんのせいじゃないんだ!」

「....な、なあ....ウル....」

「何...アリア姐さん?」


「なぜ..........私は..生きているの?」


ーーッ!!!

心底、震えるような声で問いかける。瞳にはきらめく雫をためて...


「アリア姐さん!!」


俺には無意識のうちにアリア姐さんを抱きしめていた。

それに反応するかのように潤んだ瞳から頬を通って俺の肩へとこぼれ落ちる。いくつもいくつも。


「...っす...ごめんなさい...ごめんなさい...」

「アリア姐さんは悪くないよ。悪くない。姐さんは...倒れたみんなのためにも、一緒にこの謎のオーラについて調べよう。」

「...っす..でも..」

「今までよく頑張ったね...これからは...俺達がいる!だから一人じゃないよ」

「....うん」


アリア姐さんは大きなものを失った。

だから、少しでも、俺達がその変わりとまでなれなくても...心の支えとなれるような存在になろうと思っている。


「あ!居たわ!!!あそこよ!調査隊のアリア隊長!!」


数メートル離れたところから、声がしたため確認すると、何十人もの人が集まってきている。

人数的にこの街の人々だろう。

この街を救ったことに感謝するために集まってきたのだろうかと考えたが、街の男の一言で変わった。


「あいつが、この街、ユーユアスを襲った調査隊のリーダーか!!」

「信じられない...この行為からアリアは自分の街を捨てたのよ!!」

「この、疫病神!!!」

「消えろ!!!!」


様々な暴言がアリア姐さんに向けて投げかかっている。それを受けアリア姐さんはただただ俯いて...!!!!


「ふ、ふざけるな!!!!アリア姐さんはこの街を....みんなを救ったんだぞ!!!!」

「そのアリアが来たから隊員も来たんじゃないのか?」

「そ..そんなこと...」

「それに!!隊員が暴れたんだ!!隊長の責任だろ!!!」

「違う!!!あれはもうアリア姐さんのた...」

「よそ者がうるせえええんだよ!!!」


俺は悔しくても何も言い返せれない自分を凄く悔やんだ。

どうして...誰も耳を傾けようとしないんだ...

俺が...弱いからか....?

俺が..もし...レンヤみたいだったら聞いてくれるのか...?


「もうこれ以上、不幸事を持ってこないでくれ!!!」


街の人々は、ついには石などを投げ始めた。

その石は何個もアリア姐さんへと当たり続ける。

それでも姐さんは動かない...


「この...!!」

「ウル...ありがと。もう、行こ...」


怒りに飲まれそうだったが、アリア姐さんの一言で我を取り戻し、この街を出る準備をする。


「たむちゃん...。ラフィーヌは大丈夫?」

「まだ、目を覚まさないですよ~!!」

「そうか...」


俺はラフィーヌを背負い、たむちゃんとアリア姐さんを連れて街を出た。

俺たちが出た後でも、俺達の姿が見えなくなるまで罵声があがっていた。

こうしてアリア姐さんと新たな冒険となるのだ。

瀕死状態のラフィーヌ!!一刻も早く休めるところへ!

それは次回になります!


ラフィーヌといえば19話『王者との決着では』にラフィーヌの挿絵を入れました!

2時間くらいで急いで描いたのであれですが(急がずに描いてもあれ)どうぞご覧になってください!

では、ゲ砂焼き鳥でしたっ!

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