表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
序章 堕天使と異世界へ
4/188

燃える熊との戦いでは

熊さんとの戦い!!っても怖いよ!!

主人公とルシュタム 対 真っ赤な熊 との戦いとなります!!

「たむちゃん!逃げるぞぉぉぉおおおおお!!!」


「いえっさぁぁぁぁぁぁですよぉぉお〜!!」


「なんだあれ何だあれ何だぁああれぇぇえ!!」


「熊さんですね〜!!!」


「それはそうなんだが!!」


俺は動物に詳しい方じゃないが、シルエットとして考えたならば、ヒグマのようである。しかし、大きさは7mを超えているであろう

超デカイ!!

体毛は赤やオレンジを中心としたものであり、まるで燃えているかのようだ。

目の周りが黒くなっており、獰猛さを表しているのだろう。

俺たちは今、全速前進しているんだが、やはり熊さんは速い。

草木を瞬時に進み、もう追いつかれている。

荒々しい鼻息がすぐそこまで感じる。


みなさん、今までありがとうございました。

俺はもう早速やられるそうです。

異世界に来た瞬間これですか...

俺の予定では無双して宝ザックザクで可愛子ちゃんとハーレムイヤッホーするはずだったのになぁ...

お疲れ様でs...


___ 瞬間 ___

俺の後ろから眩い閃光が煌めく!

幸いにも俺とは正反対の方からの光であるため、俺の美しき濁りなき眼は無事だが、後ろのプーさ...熊さんには大ダメージだぜ!!

耳を済ませば...

ほら!声にもならないうめき声が聞こえるぞ!!


『ーーーッッッッグ!!!』


「アァーーーー!!目がぁぁぁあ!!目がぁぁぁですよぉ〜!!!」


!?


「たむちゃん!?いったいどうしたというんだ!?」


「私のー!!!『光属性魔法・神聖なる閃光』の効果でフラッシュを起こせるんですけど〜!!」


あっ......


「自分の目にも入っちゃったんだね、わかるよ。」


「...結論からだとそうですけど〜、私、堕天使になっちゃったので、今、光属性魔法を使うとペナルティが発動しちゃいましたぁ〜!!!」


あらぁま、それは大変だぁ〜。

...って和んでいる暇はねぇ!!

とにかく、森から抜けないと!!

俺は目を押さえているたむちゃんの手を取って出口を目指してひたすら走った。





そうだった。俺......方向音痴だった。

迷いました...

今、森の中です。

周りは木と木と木と....

草ぁぁぁaa....

自然って素晴らしいッ!


「すまねぇ、たむちゃん迷っちまった......」


「え?迷っちゃったんですか!?でも、私、ここ通った覚えないですよぉ〜?だから、大丈夫ですよぉ〜」


ごめん、たむちゃん。

ここ、5回は通ってる......

どうしましょ。


.......


ん?何かブヨブヨとした奴がいるな..。

俺は倒れている木の隙間に何かがあることに気がついたため、近づいて見ることに。

すると、そこには半透明とも薄い水色ともいえるゼリー状の生物がいた。


「これは...!!」


「スライムですね〜」


スライム

ファンタジーでもお馴染みなあのモンスターだ。

特に形は決まって無いらしく常にプルプルと揺れている。

その状態で可愛らしい目が存在しておりマスコット的なキャラクター特有の愛らしさがある。


「ん?ここがこのスライムの家みたいなもんか?」


「そのようですね〜♪可愛らしいです〜♪」


スライムに癒されているのも束の間、森がざわめき出した。

絡み合った木の葉が何かにぶつかる音がする。


俺は人差し指を口に当てて、静かにするようにの合図を送り、たむちゃんと、スライムを連れて、大きめの木に隠れた。

スライムは何やら嫌がっている様子で『きゅーきゅー』と鳴いている。人間に触られたことが無いのだろう。

だが、これはまずい状態であるため、口がありそうな所を塞がしてもらった。


そして、予想した相手の登場を確認したため、俺は小声でたむちゃんに話しかける。


「やはり、熊さんか。あの大きさ故に木に当たり、音がなってしまう。落ち着いて静かにしてれば居場所がある程度わかるな。」


「あの大きさを逆に利用できればいいですね〜。的が大きいわけですから、同時の攻撃数が多いものだと大ダメージですね〜。」


「あぁ、たむちゃんの言う通りだな。しかし、何か動きに違和感を感じるんだよなぁ。」


「違和感ですか〜?」


「いや、違和感っても、何となくだけど..。」


「う〜ん。わからないですよぉ〜」


「「ーっ!!」」


俺がたむちゃんとの話に夢中になっている間に、なんとスライムが抜け出して、あの熊さんの前にいた。

そして、『キュー!キュー!』とスライムなりの威嚇をしている。それに対して熊は嘲笑うかのように顎を上げ鼻息を上げる。


まずい!

このままではあのスライムがやられる!!


俺は無意識の内に熊の周囲の草木を駆けていた!!


熊はその自然の異変に気づいたらしく当たりを見渡している。

左、右、右、左と。

さらに、嗅覚にも頼り出す。


だが、しかし、まるで全然!!

この俺を捕らえるには程遠いんだよねぇ!!


俺は程よいタイミングで、木の上からの落下速度、俺からの発生する速度を加算した一撃を熊の(あたま)目掛(めが)けて斬り掛かる!!


「こぉぉぁれでぇえ!!!終わりだぁぁぁぁぁあ!!!!!!」


「神聖なる天使たちの輝きを受けよ!!ですよぉ〜!!光属性魔法・光浄化雷剣豪雨(こうじょうか・らいけんごうう)!!!」


たむちゃんの魔法により空から金の輝きを放つ、いくつもの剣が熊を襲う!!

その剣は雷を宿しており、触れたものは無差別に放電を受けることになる。

このルシュタムの攻撃魔法により熊は倒れた。

俺の攻撃は後少しの所で届かなかった...


...正直、俺の攻撃で決めたつもりでした。


「ふぅ。何とかなりましたようで、何よりですよぉ〜!!」


「ええ、たむちゃんのおかげさまで。ん...と、大丈夫かい?」


『きゅー!!』


スライムはどうやら無事のようだ。

なら安心だな。


気をつけて暮らせよ...って思っていると、俺の足元で『きゅーきゅー』と鳴いている。

どうやら、懐いたようだ。


「あら〜懐いちゃったか〜」


「いいじゃないですか〜!!なら一緒に連れて行きましょうよぉ〜!!」


「うーん。」


ここに残した状態だと確かに可哀想だしなぁ。

本人...いや、本モンスター?が、仲間にして欲しそうに俺を見ているから.....


連れて行きますか。


「なら、付いてくるか?」


『きゅー!!』


「名前つけてあげたらどーです〜?」


「んー、じゃあ、スライムのライムでどうだ?」


『きゅっきゅぅー!!』


ライムは元気な声を上げて、係のおやっさんからもらったビンの中に入った。

新しい仲間が増えました。


だが、俺は目の前の光景に驚きの余り、声が出た。


「お、おい!!嘘...だろ!?」


倒れていた熊が唸り声を上げ、ゆっくりと立ち上がったのだ。

そして大地を揺るがしそうな大きな雄叫び声を上げ、森の奥へ帰っていった。


「私の魔法が効いて無かったんですかね〜。ペナルティでしょうか?しかし、威力が下がるペナルティなんて神様言ってましたっけ〜?」


「いや...あの熊は確かに、死んでいたんだが....。しかし、赤黒いオーラを放っていて...」


「おい!!大丈夫か!?」


係のおやっさんが森の中の俺達に気づいたらしく心配の声を上げてやってきた。

俺達は先ほどの熊との戦いを説明した。


すると、おやっさんは少し考える素振りを見せ...

答えを出した。


「とりあえず、受付に行って連絡してくれ。初心者がファイアベアーを討伐したってのはデカイし、その復活による謎現象についても頼む。俺もギルドに連絡してみるからよ」

ライムが仲間に入りましたが、ファイアベアーの謎の行動。

これらの事をギルドに報告し、今後、どう動いていくのか。

次回からようやく冒険者として動けると思います!!

時間があるときに続きを書きます!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ