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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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ユーユアスの夜では

ユーユアスの夜では...


いったい、何が起こるのだろうか


何も無い空間。

真っ暗で自分が何処にいるのか、いや、そもそも本当に自分が存在しているのか怪しい。


何も無いはずなのに

誰も居ない筈なのに

声が聞こえてくる。


お前は誰だ?俺は誰だ?俺たちは誰だ?

何でここにいる?何でそっちにいる?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?何で?誰だ?だれだ?だれだ?

俺は…かり…


「ーはッッ!!」


俺は宿屋のベットの上にいた。

と、言うことは際ほどの現象が夢であった事が確認できた。

しかし、未だ悪い夢の影響か頭痛が走る。


「はぁー、また変な夢見ちまったなぁ...」


俺は愚痴にも似た言葉を漏らし頭を抑える。

どっかで似たような夢を見たような気がしたんだが....

まぁいいっか

とにかく、お手洗いに行って、すぐに寝よう。

という訳で早急に、極めて早く行くために、ドアを開けると...


「.....暗いな。」


外がとても暗くなっていた。

そりゃそうか、夜だから。

じ、じゃあ、俺は武器の剣でも持っていこうかな....

べ、別に怖いわけじゃないし!!

ぼ、防具も整えるか....

だから怖いわけじゃないからね!!


「さ、さ、行きますか...」


元々、この宿屋はとても高級なイメージをもたせる。

所々に置かれているインテリアからその雰囲気を出しているのだが、夜になるとそれが逆に恐怖を生み出す。

こ、怖いんじゃあない...

誰も居ない館にいるかのようで、心なしか冷たい風が吹いてくる気がする。

窓が空いてないのに...だ。

だが、不幸中の幸いと言うべきか、お手洗いは同じ階にある。

しかもそこまで距離も離れていない。


「ふぅ、何とかついたなぁ...」


トイレについたので、とっとと用事を済ます。

トイレの所までは詳しくは見ない。

だが、強いて言うのならば、異臭はせず、心底安心できるような柔らかい香りが漂っている。

あと、大きな鏡がある。

夜に鏡は見たくないです...

怖いから


「さてと、終わったし、そろ....」


俺の言葉を遮るかのように、何処(どこ)からか巨大な爆破音が鳴り響く。


「な...なんだ!?」


音の大きさ的にこの宿屋に近そうなので、俺は急いで宿屋の外へと向かう。


外では、ユーユアスの町中がパニックとなっていたのだ。

左右、前後、四方八方あらゆる方向から悲鳴が上がっている。


「これは...!!」

「どうしたんだ!?何があった!!」


後ろから声がしたので、声のする方へと振り向く。

そこには、アリア姐さん、ラフィーヌ、そしてたむちゃんがいた。


「さっき、凄い爆発音だったけど?」

「俺も今、気づいたばかりだったんだ...それより、アリア姐さんは大丈夫なのか?」

「あぁ、私なら大丈夫だ。町が一大事かもしれんのに寝てられるか。」


アリア姐さんは無理に笑顔を作り笑って見せた。

余裕だと伝えたいのだろうが、それは逆に...

しかし、今、言ったとしても、戻ってはくれないだろう。


「無理しないようにですよぉ〜!!」

「さてと、じゃあ、音の鳴った方へ行こうか!!」


瞬間、俺たちの目の前に見知らぬ男が現れた。

男は身長は178cmほどで肩幅が広く、巨大な剣を所持している。


「ん?誰...」

「ラド!!良かった!!生きてたのか!!」

「アリア姐さん、知り合い?」

「私の調査隊の副隊長だ!しかし、他のみんなは...?」

『.....』


アリア姐さんはその男へと近づく

いやぁ、仲間さんがご無事で何よりです。

そのラドって人の服装をよく見ると、とてもボロボロになっていて、とんでもない修羅場を抜けて来たのだと想像ができる。

気になることは、どういう理屈か顔がよく見えないということだ。


「...?ラド?どうしたんだ?」

『....アァ...』

「なんだ?ラド?」

『ーッッグッガァァァァァァァァァァァアア』


ラドは声とも思えぬ大きな奇声を張り上げ襲いかかる。

すみません、書いている途中で寝てしまっていました!!なので文が所々おかしいです!!

ちょこちょこと読んで直します!!w


アリア姐さんの仲間であるラドが襲いかかる!!

いったいどうしてしまったのか!?

そして他の仲間は!?


それは次回になります!!

では、ゲ砂焼き鳥でした!!

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