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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
33/188

カイオシャの水泳大会では

サービス回ですよぉ!!

さぁさぁ、皆さま!!

参りましょう!!

1!2!3!4!

1!2!3!4!

俺、ウル・ファントムは早速、蟹退治をした砂浜の所にて準備運動をしていた。

泳ぐ前にはしっかりと身体を動かしておかないと良からぬことになるのである。

であるから、今、膝の屈伸、アキレス腱伸ばし、深呼吸などをしっかりとしているのだ。


「っく。あぁ...しっかし、暑いなぁ..」


汗がたらりと身体を通る。

そう、暑い。

太陽がジリジリと俺の肌を焼くのだ。

現在、俺はパンツ1丁だ。

普段のパンツならばこのままだと俺は変態露出狂で警察に捕まるだろう。

だが、しかし、これはただのパンツではない...

そう、海水パンツだ!!

解放感!!!

現在、俺はたむちゃんとラフィーヌが着替えてくるのを待っているのだが...


「ウルぅぅ〜!!お待たせですよぉ〜!!」

「おぉ!!たむちゃん!!ふぉぉ!!!」


たむちゃんがぴょんぴょん♪とやって来た。

知ってはいたが...やはりデカイ!!

たむちゃんの動きに合わせて弾むように揺れる!

その揺れが小さな波のように伝わっていく!

とても柔らかいのだろう!

素晴らしい!!

水着はシンプルな三角ビキニで程よい露出だ!!


首から胸元へのセクシーなライン。

とても大きく柔らかい胸からなる谷間。

美しさを際立たせているくびれ。

プリプリとしつつ無駄のないお尻。

ムチムチとした太もも、にもかかわず細いふくらはぎ。

素晴らしい!!


「どうですかウル?私、似合ってますか〜?」

「最高に似合っているよ!!たむちゃん!!」

「やったですよぉ〜!!!」


おぉおぉ!いいぞ、もっと飛べ!!

弾ませるんだ!!


「何、鼻の下伸ばしてんのよ...やっぱり変態狼じゃない!!」

「だ、誰が変態狼だ!!って、ええぇ!!!??」


気づけばラフィーヌがすぐ近くにいた。

しかし、驚いたのはそこではない。

ラフィーヌの水着がとても似合っていたからだ。


「な...何よ?」

「いや、ラフィーヌも似合っているなって...」

「な、な!何バカなこと言ってんのよ...バカ」


ラフィーヌの水着はタンキニというもので、タンクトップとビキニを合わせたような水着である。

露出度がとても少ない水着で体型に自身がない方でも気にせずに着ることができるものだ。多分。

下はスカートのようなものになっていた。


ラフィーヌは基本的に、スタイルがよく細い印象を受ける。が本人はそれを気にしているようだ。

例えるのなら隠された財宝とでも言っておこうか。

ラフィーヌが着ると幼い子特有の可愛さというものが強調され、癒しの感情が生まれる!

そして、バストもまだ成長の過程というサイズで、大きすぎず、小さすぎずといった所だ。


「可愛いなぁ...」

「おーい!!水泳大会、始めるぞ!!」


俺が和んでいると何処からともなく大会開始の合図があった。

もっと眺めていたかったんだがなぁ!!

やむを得ず、俺たちはその大会説明を聞く事にした。


「じゃあ、説明するぞ、あそこに船が見えるか?あの船の所まで泳ぐ。よし、終了!!」

「船って言っても小さいやつだな...って、いやいや、ちょっと説明が早すぎですよ!!」

「ちっ、細かいやつだなぁ...んーと、えーと、距離は50メートルくらいで、早く泳いだ奴が勝ち!よし、シンプルだろ!」


せやな、シンプルやな。

50メートルか、俺は確か6.8秒だったなぁ...

ん?あれは走った方か...

泳ぎはどうだったっけ?


「それでは、よーい、スタート!!」

「え?ちょっまってもう始まったのか!?」

「行くですよぉぉ〜!!」

「負けないわよ!!」


どうやら砂浜からのスタートのようです。

波に押し流されないように走るのだ。

足元の砂はとても綺麗でゴミ一つ落ちていない。

それどころか貝殻や岩と言ったものもない。

そのおかげで走れるっちゃあ、走れるんだが...

もうみんなは既に泳ぎ始めている!!

だから、俺も泳ぐために顔を海に付けて、足で砂を蹴る!!


泳ぐには体全体を上手く使う必要がある。

手を少し丸めて水を掴めるようにし、自分の腹の方へと送り込む。

手をサポートするためにバタ足をする。

バタ足は水の上でバシャバシャとするのではなく、足をしっかり伸ばして水中でなるべく動かす。

そして何より呼吸だ。

普通のプールなら気にせすに呼吸できるだろうが、波がある海もなれば別だ。

計算して呼吸しなければならず、スタミナの消費も早い。


「っは!むぐっっはっ!!」


俺は小学校の頃に水泳を少しばかりした事はあった。

そこまで、遅く無かった気がしてたから、いけるだろうと思っていたが...

無かったんだ...

ゴーグルが!!

俺はゴーグルがないとどこを泳いでいるかというのが分からなく、自分をコントロールできない。

おっと、中二病発言じゃないぞ!?

本当に分からな...


「きゃっ!!」

「うぉっ!!」


俺は泳いでいる人にぶつかり、その衝撃と波の強さにより、水中の中へと潜る事になった

目に直接、海水が入り目を閉じてしまったので、周りに捕まれるものが無いかと探す。

すると、何かを見つけました。

触った感じ、プ二プ二と柔らかく、先となるものが........

!!


「ご、ごめんなさい!!」

「ウ、ウル..何しているんですか〜!!//////」

「た、たむちゃんだったのか!!」

「気をつけて欲しいですよぉ〜...じゃあ、行ってくるですよぉ〜!!」


たむちゃんがすぐに泳ぐ姿勢を作ったが、俺はあることに気づき、すぐに止めた。


「ま、まってたむちゃん//////」

「な、何ですか〜?」

「これ、落ちてたよ//////」

「あ、ありがとうですよぉ〜/////」


俺は三角状の布を渡した。

それを受け取ったたむちゃんはすぐに着て、泳ぎ始めた、

海は深くなっているので気づかなかったのだろう。

うん。

...

俺もたむちゃんの後に連れて泳ぎ始めた。





森の中、隊長の命令を受け、俺たちはとにかく逃げる。

ユーユアスへと向かうのだ。

そして、全員、生きて帰る。

それが俺たちが受けた命令だ。

今まで、様々な修羅場を抜けてきた。

火山や、氷河など過酷な地に生息するモンスターはその生息地に比例して凶暴なものも多い。

そんなモンスターたちを調査して時には戦って勝ってきた調査隊がこんな比較的大人しめの森で負けるはずが無い!!

絶対に生き延びて、この知った事実を誰かに知らせる!!それが俺たちの仕事だ!!


『ーーーッッガァァァァァァアア!!!!!』

「う、うわぁぁぁぁぁぁああ!!!!!」





「いやぁ〜本当にありがとな!!」

「いえいえ、俺たちも船が必要でしたからお互い様です」


水泳大会も終わり、俺たちはユーユアスへと向かうための船へ乗っている。

船はそこまで大きいものではなく木がベースとなって作られている。

ちなみに、水泳大会の優勝はラフィーヌだ。

漁師のおやっさんは説明を兼ねて最後に俺たちを見送ってくれるそうだ。


「ユーユアスへは、そう遠くないから今日の夜くらいに着くんじゃねぇかな?」

「なるほどですよぉ〜!!」

「じゃあな!色んな冒険で疲れたらまた来いよ!!」

「はい、また来ます!!」

「水泳チャンピオンもなぁ!!」

「えぇ、また、優勝しにいくわ!!」

「出航!!!」


俺たちは賑やかなカイオシャを出て、次なる目的地ユーユアスへと向かう。

調査隊と会うために...


「村長、あの者たち。本当に伝説作りそうですね!!特に女2人!錬金術師とかヴァルキリーとか!!」

「いや、俺の中で、1番気になるのは...あの、ウル・ファントムっていう男だ。...アイツBRって言っていたが...底知れぬ何かを感じたんだ。」

いざ、ユーユアスへ!!

しかし、村長が言っていた事とは!?

そして、調査隊は!?

謎が深まります!!!


次回、ユーユアスへ!!

では、ゲ砂焼き鳥でした!!

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