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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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出会いと別れのギルドでは

ウルのストーリーに戻ります!!

レンヤたちと別れ、ギルドに向かうと...

「うんんんんっー!おはよー」

「おはよーですよぉ〜!!」


俺が起きて、背伸びをしながら宿屋の受付の所へと降りていくと、もうすでにみんなが揃っていた。

誰よりも遅かったにも関わらず、未だに睡魔により目がパチパチとする。


「遅かったなウル。後少しでオレたちは行くとこだったぞ?」

「えと、昨日はありがとう...ね!」

「あぁ、無事で良かった!!じゃあ、レンヤたちはもう行くって事か?」


ソエルさんの感謝の気持ちを素直に受けて、レンヤに質問を投げかける。俺の問いを聞いたレンヤは笑顔で「当たり前だ」と答えた。

その反応を見た、たむちゃんの目はウルウルと涙で溢れ出した。

ん?...ウルウル?


「寂しいですよぉ〜...」

「オレとソエルはまだ依頼されたクエストが残っているからな。」

「なるほど、やっぱり有名になれば直接依頼が来たりするのかしら?」

「うん!...と言っても私はレンヤのサポートをしているだけ....だけど」


まさに冒険者ってわけだな。

仲間で助け合う。いいコンビじゃないか。

俺達も次のクエストを受けるとしましょうかねぇ。

レンヤはソエルに「そろそろ行くぞ」という合図を送り俺たちの方へと向く。


「短い間だったが、ありがとよ。じゃなウル!」

「おう、また会おう!!レンヤ!!」

「さよならですよぉぉ〜!!!」


たむちゃんとラフィーヌはソエルさんの姿が見えなくなるまで手を振り続けた。

ソエルさんはそれを受けて恥ずかしそうにしつつも、しっかりと返していた。

同じ部屋に泊まってから仲良くなったらしいな。

俺もいつか、レンヤみたいに強くなってやる!!


「で、これからどうするわけ?変態狼さん。」

「変態じゃないって...。まずはギルドにてお小遣い稼ぎだなぁ!」

「さっそく、参りましょうですよぉ〜!!」





俺たちがギルドに入った瞬間、ギルド内の人々が騒ぎ出した。

いったいどうしたと言うんだ?

すると、いつもの受付の女性が俺達の所へと近づいて...


「ウル様!!今さっき、調査隊の方からの報告がありました!!」

「調査隊...?あ、ファイアベアーの件か!!」

「はい!どうやら、隊長曰く「発見者の方と直接会って話したい事がある」との事です!!」


何そのスゲェ感じ!

なんか特別感があっていいねぇ!!!

受付の女性が興奮した状態で話しているのできっと凄いことなんだろう!!


「なるほど!で、その調査隊はどこに?」

「えーと、ユーユアスという街に来て欲しいと言っています!!」

「よし、会いに行くか!!」

「えーと、変態狼さん?ユーユアスは隣の大陸にあるのよ?」

「ふぇ?つまり?」

「船がいるってことよ」


えぇっ!!


船なんて持ってないぞ!

て言うか魔法で行けないのか!!


「じゃあ、どうすれば!!」

「それならば隣街のカイオシャに行けばいいんじゃないのか?」


ハットのような帽子を深く被った長身の男が、困っている俺に話しかけてくる。

その帽子を深く被っていることにより顔は詳しく見れないがその声からは優しそうな雰囲気を醸し出している。


「カイオシャ?」

「そこから来たのだが、どうやら船を造っていると噂をしていたぞ。」

「本当ですか!?なら、そのカイオシャに向かいます!!」

「あくまで噂だが、行ってみる価値はあるだろう、頑張れよ」


長身の男はそう言って立ち去った。

ありがたい人なんだが独特な雰囲気を出しているなぁ。優しいそうっちゃ優しそうなんだが。


「それじゃあ、カイオシャに行きましょうか」

「ラフィーヌは行き方を知っているのか?」

「えぇ、パパがよく色んな所に行くから。あたしも場所は一応分かるって所よ。」

「じゃあ、ラフィーヌに案内してもらうですよぉー!!」





モンスターの生態の調査

それは不可思議な謎現象が多くあるモンスターの生き方を調査するのである。

調査するなかで、人間生活に役立てる情報を収集するのが主な仕事である。


しかし、この仕事の性質上、常に危険が伴うので、一定以上のランクの者でかつ、成績を残した者でないと調査隊となることを許されない。


つまり、調査隊とは元プロの冒険者の集団からなるものである。


しかし...


『ヌアァァァァァァァァーッッッ!!!』

「くそっ!調査隊隊長!!何なんですか!!あれは!!」

「わからない!!今まであんな禍々しく赤黒いオーラを出したモンスターなんか見たことない!!」

「隊長!!指示を!!」


どうすればいいんだ!?

普段は大人しいのにあんな荒々しいモンスターになっている!!

嗅覚、視覚、聴覚が全て強化されている!!

筋力も向上している...


これ以上の戦闘は.........


「全員、撤退ーー!!!自分の命を最優先にしてとにかく逃げるんだ!!!ユーユアスにて全員無事に生還せよーー!!!」

調査隊が苦戦していますね...


次回はカイオシャへと向かう予定です!!

では、ゲ砂焼き鳥でした!!

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