初めての異世界では
ようやく異世界につきましたよ!
といっても、今回はまだ、クエストにはいきません。申し訳ないです!
閉じていた瞳を、ゆっくりと開けて当たりを見渡すと、そこはまるで中世時代のようであった。
建物はレンガで作られているのがほとんどである。
屋台があちらこちらにあり、馬車も走っていたりもする。
賑やかな雰囲気が入口にいる俺らにも伝わってくるのだ。
目の前の女性が何か聞いて欲しそうな目で、訴えてくるので情報収集といきます。
「えぇと、ここはどんな街なんですか?遠い所から旅して来たんですけど...」
「ようこそ!アイズマイズへ!ここでは自然が豊かで、モンスターも比較的大人しい所です。沢山のギルドがあるため、これから冒険者になろうとする人にはオススメです!どうです?冒険者に?」
笑顔で勧められました。
冒険者?
さらに、ちゃっかりモンスターって言ってたなぁ。
なるほど、いわゆるファンタジーな世界に来たってわけか。
俺が考えていると隣のルシュタムちゃんが言葉を返した
「なるほど、その冒険者になるためのギルドってのは何処にあるのでしょうか〜?」
・
女性の説明に従って人混みを紛れながら歩いていると、それらしき所についた。
建物はこれまた広く、旗が屋根に付けられている。
旗のデザインは赤色がバックで、剣と盾のイラストが交差して描かれている。
さらによく見れば...
思いっきり『冒険者ギルド』って書いてある。
「よし、行くぞ!たむちゃん!」
「た、たむ!?...たむ!いいですね!」
ルシュタムちゃんのアダ名はたむちゃんだな。
入るとそこには、木製のテーブルと椅子が大量にあり、壁には生物...ここでいうモンスターの頭の作り物がいくつか飾ってある。
また、斧や剣といった切断系の武器も飾られている。
まさに冒険者という荒くれ者の仕事場だ。
だが、しかし、ゴミなどは一切なく清潔感が出ているという不思議な感じだ。
では早速、俺は受付に行った。
なぜ受付が分かったかって?
思いっきり上に『受付』って書いてあるもの。
受付はお姉さんで、黒髪のロングだ。
「すみません、冒険者になりたいんですけど。」
「なるほど、ならば登録料と試験がありますが、大丈夫でしょうか?」
「...えーと、そのいくらになるんですか?」
「お1人3000イェンです。」
「はい、3000イェンですね...ん?。。たむちゃん3000イェンある?」
「ありますよ〜はいど〜ぞ」
そーいや、なんでこっちの世界の金持ってるんだろうな?
まぁいいけど...
「確かに、お2人合計6000イェン頂きました。では、次は試験のことについてです。試験クエストとして『ドゥードゥーバードの5羽討伐』をお願いします。」
ドゥードゥーバード?
「えと、そのドゥードゥーバードってのは、いったいどんなモンスターなんですか?」
「ドゥードゥーって鳴く鳥ですが、飛べません。1m前後の鳥ですね。あ、1人5羽討伐でお願いします。」
なるほど、合計じゃなく、1人5羽。
必ず5羽討伐しないと良くないってわけか。
ん?
「でも、どうやって5羽倒したってわかるんです〜?」
「確かにな。」
「それは、この『ジョブカード』に自動でカウントされますのでご心配無用です。どうぞ。」
『ジョブカード』
その所持者の名前、ジョブ(職業のこと)、HP、MP、物理攻撃力、物理守備力、魔法攻撃力、魔法防御力などといったステータスが記入されている。
また、討伐したモンスターの種類と数、現在受けているクエストについて、残り討伐数、そして冒険者のランクが書かれる。冒険者のためのガイド的な役割をする文もある。
見た目はただのカードだが、俺らの知っているカードではない。触れるとホログラムの立体映像の画面ようなものがでてきて、それに触れて動かすと映し出されている画面も動くといった感じだ。
んー、感覚としてはスマホの画面が、立体映像で飛び出して映し出されてるってところだ。
「なるほど、では、早速行ってきますわ」
「はい、あ、武器とかはクエストの目的地の近くに係の者から貰ってください。では、ご健闘をお祈りしています。」
「行ってきます〜」
そう言って俺と堕天使のたむちゃんは、初めての試験クエストへと向かった。
いよいよ、次から試験クエストですね!
さぁ、主人公とルシュタムの冒険のはじまりです!!
・
R18の方で『復讐の異色眼兄妹オッドアイズ』という小説を描いております!
https://novel18.syosetu.com/n6236fc/
隔離された勇者の末裔たちが暮らす村の2人の兄妹の復讐の物語です!
雰囲気は、この作品と真逆です。
ほぼ全てにエロシーンを入れています!
興味のある方はぜひ!
ゲ砂焼き鳥
@gesunayakitori
pixivにも同名でいます
pixivに『イカサマ姫』という漫画を載せています!w
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=75307011
イカサマと呼ばれる特殊な能力を持つ少女たちの学校生活〜
もちろん、イカサマを使うにはそれ相応のデメリットが存在し......
という物語ですw
漫画の描く練習もしたいと思って描きましたw
興味のある方はぜひ!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!




