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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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王者の狩猟(ハンティング)では

スピノコギドン対ビッグバグレードの戦いが始まります!!

王者の狩猟をどうぞ、ご覧ください!!

先攻はビッグバグレードたちからだ。

大きく2重の羽を広げて次々とスピノコギドンに突進していく。

その瞬間最高速度は時速80kmほどで、体の硬さを生かした戦術だ。しかも、全ての虫の突進先がスピノコギドンの頭である。

ノックダウンを狙っているのだろう。

確かに、頭の所は弱点の1つでもあるだろう。

しかし、その頭にも鱗があるのだ。


『ーーッグガァァァァァァァァァーーッッッ!!!!!!!!!』


「「「ーー!!!!」」」


スピノコギドンの雄たけびに誰もが耳を塞いだのだ。

その雄たけびにより大地を揺るがし、森がざわめく。

そして、圧倒的な風圧が周囲にあるもの全てを無差別に攻撃する。

ビッグバグレードたちも怯みだす。


しかし、それが...その隙がビッグバグレードたちの運の尽きだったのだ。

スピノコギドンはその長い口で一匹のビッグバグレードを捕え、身体を半分に引き裂いたのだ。

引き裂かれたそれらはスピノコギドンの足元に音を立てて落ちたのだ。


『ーーッグガァァァァァァァァァッーーッッッ!!!!!!!!』


『『カチカチカチカチカチカチッッ!!!』』


スピノコギドンの2回目の雄たけびだ。

これは煽りを含んだものだろうとウルは判断した。

仲間意識の強いビッグバグレードはスピノコギドンの思惑通りに次々にスピノコギドンへと向かう。

回転しながら突撃したり、上空からの攻撃をしかけたりと様々な方法を使った。


だが、しかし、スピノコギドンには届かない!

スピノコギドンは近くに来たビッグバグレードを(くわ)え、頭で勢いつけて他のビッグバグレードにぶつけたのだ。

スピノコギドンの投げによる速度と突進による速度が加算されたことにより、ぶつかったビッグバグレードたちは破裂したのだ。


その様子はまさに大爆発。

巨大な音や風圧が発生する。

そして、ビッグバグレードの身体の部位がバラバラになりながら飛び散ったのだ。


「ー!!何て力だ!!レベルが違いすぎる!!」


「これは絶対の絶対に逃げた方がいいですよぉ〜!!」


「これが、スピノコギドンというわけ...ね」


『ーーッグッッ!!ガァァァァァァァァァアアーーッッッ!!!!!!!』


スピノコギドンは鳴き声を上げながら次々とビッグバグレードをなぎ倒す。

長い爪で切り落としたり、タックルをしたりして。

一瞬にしてビッグバグレードを倒したのだ。

と、その時。

不意にスピノコギドンが空を見上げ出した。

それにつられて、ウル、たむちゃん、ラフィーヌが空を見る。


「何か見えますか〜?」


「ん...あれは!!」


「ビッグバグレードだ!!」


最後のビッグバグレードがスピノコギドン向けて突撃してきている。その事を知っていたスピノコギドンはゆっくりと身体を低くした。

それはまるで気合いを貯めているようであった。


「何しているんですか〜?」


「まさか!!気合い...貯め!?」


ビッグバグレードがスピノコギドンにぶつかるというその瞬間にスピノコギドンは、背骨の発達によってできたギザギザの刺々しい尻尾を半回転しながらぶつけた。

その刺がビッグバグレードの身体に引っかかるが、尻尾の動きに合わせて動くため、ビッグバグレードは削られて、そして、真っ二つに切断されてしまった。


『ーーーッグァァァァァァァァァ!!!!』


その様子を見てスピノコギドンは空高くに勝利の雄たけびをあげたのだった。

意外と少なくなったものです!!

アタマの中では考えていても、実際、文にしてみると難しいです!!


次回はラフィーヌの目的のことについてだと想います!!

では!ゲ砂焼き鳥でした!!!

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