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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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初めての調理では

前回で収穫したものを調理するお話です!!


「では早速!収穫を見せ合いますかぁ〜!!」


「おう!!じゃあ、俺とライムは...この木の実と、野菜みたいなのを採ってきたぜ!!」


そう言って俺はテーブルの上に、ライムが落とした木の実と、俺がちょこちょこと採集してた野菜のようなものを出した。

木の実はどれも大きく重いのですぐにテーブルから下ろしたが、野菜のようなものは、色彩が様々で、見た目も、にんじんのようなものや、レタスのようなものなど多くある。

それらを目にしたたむちゃんは目を輝かせて感嘆を漏らす。


「おお〜!!色んな種類がありますね〜!!」


「だろ?しかも、この大きな木の実はライムが採ったんだ!凄いよな!!」


『きゅっきゅう〜!!』


「やりますねぇ〜!!では、私も、収穫を見せましょうか〜!!少し待っててくださいね〜!」


そう言って、たむちゃんは何やら大きいものを引っ張ってきた。そう、全長10mほどの大きめの鳥を2、3羽、引こずりながら持ってきていたのだ。

その鳥は頭に真っ赤な鶏冠(とさか)があり、顎の下にもそれと同じいろのものがついてある。

肉髯(にくぜん)というらしい。

そして、それ以外の所は白や、黒といったシンプルな色をしている。今はもう鳴かないが、鳴き声は『コケコッコー』とか、『こっここっこー』とか言いそうである。

見た目、巨大な鶏だ。


「たむちゃんすげぇなあ、こんなにでかい鶏を...」


「ただの鶏じゃないですよ〜タイラント・ドメスティクスですよ〜!!」


タイラント・ドメスティクス

全長10m前後の巨大な鶏である。

雑食性だが、主に肉などを好んで食べる。

狩りは獲物を集めて巣に持ち帰ってから食事をする。

甲高い鳴き声を上げるのは食事をする前であり鳴き声を上げることで他のモンスターたちを近づけないようにしているのだ。

朝イチ、昼、夕方に鳴き声を上げるため、タイラント・ドメスティックの鳴き声を時計代わりにしている集落なども多い。

また、威嚇をする場合はとても低い鳴き声を上げるのだ。


「なんかカッコイイ名前だな...じゃあ調理をはじめよっか」


「はい!」


『きゅうー!!』


俺達は竜車の中にある包丁とまな板を水洗いしてからテーブルの上においた。


「じゃあ、まずは、この木の実を割ってみようかな」


そう言って俺は包丁ではなく、ナタを取り出し、木の実の先端といえる部分に薄い切れ目を入れた。

そして、両手でしっかりと抑え切り落とした。

ナタでの感触はズッズッズッ、と少しづつ進んでいき、最後はスパッといく感じだった。


その実の中身はというと、黄色のゼリー状のものだった。ただし、揺らしてもあまり動かないことから固めなものだと考えられる。

恐る恐る、手であおぎながら匂いを嗅いでみると、鼻につき、くしゃみが出そうになる匂いだ。


さて、味は...


「ん...美味(うま)い!」


濃厚な舌触り。

そして、舌に来る刺激。

香辛料独特の味を固形化したようなものだ。


「ウルぅ〜!!こっちの実も美味(おい)しーですよぉ〜!!」


「どれどれ...」


たむちゃんが割った実では、俺の実とは正反対で果実特有の甘味と酸味が程よく融合した味であった。

つまり、美味(びみ)


「あ、そうだ、タイラント・ドメスティクスは丸焼きにしようか!!」


「いいですね!!丸焼きです!!」


火を起こし巨大鶏たちをグルグルと丸焼きにする。

ただ、時間がかかるため、その間に野菜や木の実を食べるのだ。


「だいたい、明日くらいにつくかな?」


「まぁ、そうですね〜、早く娘さんを見つけて助けないとですよぉ〜!!」


「そうだよな、早く見つけないとな!そのために、まずはしっかり()わないとなぁ!!」


「はいですよぉ〜!!」


「お、出来たようだ!」


こんがりと焼きあがった巨大な鶏はとても香ばしい香りでこちらを誘ってくる。


「いい香りだな!っとその前に...」


俺は残しておいた辛口のゼリー状の木の実をペーストする。

これにより肉汁と混ざり合いまるで光っているかのように見えだした。


「よし、出来たな!!じゃあ、1つは、たむちゃんと俺で、もう1つは、ライムと竜で食べな」


『きゅぅーーー!!!』


『クゥルルゥゥ!!!』


「喜んでいますね〜!!じゃあ、ウルぅ〜!一緒に食べますよぉ〜♪」


「「いただきます!!」」


うまい!!

肉に(かじ)り付くと、それに合わせて肉汁がジュワ〜と口に流れ込んでくる。

そして、噛めば噛むほど、肉特有の旨みが溢れ出してくる。

それを飲み込むと大きな喉越しを立てて、食道を通り過ぎる瞬間が自覚できるほど感覚が鋭くなる。

まさに、俺は身体中で味わっている!


「これはうまい!!やばい!止まらないぜ!!」


「お肉、美味しい〜ですよぉ〜♪」


俺達は無我夢中で喰らった。

食べ終わるのが惜しいが。


「ふう、ごちそうさまだな。」


「ですね〜!!」


「じゃあ、そろそろ寝る?朝も早いし」


「そうですね〜!早めに寝ましょう!」


「あ、その前に1羽残ってるから明日の食料として準備しとく!」


「了解ですよぉ〜!!」


俺は残った1羽を明日のの弁当としての準備をし

そして、竜車の中に入り、俺は初めての野宿をするのだった。

今回は料理するだけでした!!

すみません!!

私自身、料理をしたことありません!!

申し訳ないです!!

次回は多分マイミー森林につく頃でしょう!

では!ゲ砂焼き鳥でした!!

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