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第4話
もっと時間が欲しい(´;ω;`)
逃げていく白田の背中を見ながら教室に戻ると、僕は凄い注目を浴びていた。
思ったより大きな声で叫んでいたらしくクラスの皆に凝視されている。
その注目はとてもいい物ではなく軽蔑や苛立ちを意味したものだった。
「さっきの人誰?」
だがしかし、彼女はそんな事を知ったこっちゃないと言う素振りで僕にニコニコ笑顔で話しかける。
「ちょっと委員会の話……」
「へー何委員なの?」
「飼育委員」
「え?この学校何か飼ってるの!?」
「そうそう!この学校、ニワトリ飼ってるんだぜ」
僕と黒澤さんの会話が気に食わなかったのか割り込んできた男。
彼の名は山崎徹。
僕に嫌がらせをする不良のリーダーだ。
そして彼はトドメと言わんばかりに僕を睨み口パクで
「(意気がるなよゴミクズが)」
と言ってきた。
まあ、こうなる事は大体察していたがこちらとていい気がしない。
しかし反撃しても勝てる要素など一切無いので僕は顔を伏せたまま、自分の席に戻った。
いつの間にか教師が黒板の前に立っており、
「お前ら席に座れ〜」
と促したところでみんなの会話も止まった。