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第3話

すみません最近色々忙しくて文字数も減り週3多くて5話となりそうです。(忙しい場合はもっと減る可能性も(´;ω;`))

すみません((。´・ω・)。´_ _))ペコリ

彼女、黒澤さんは授業もしっかり受けていた。


教師から出された問題もスラスラと答え、ノートも真面目に取っていた。


ちらっとノートが見えたのだが、字もとても綺麗な字で思わず見とれてしまうほどだった。


『キーンコーンカーンコーン』


一限目の割のチャイムが鳴り響き、生徒が一斉に立ち上がり、黒澤さんの方に向う。


まだまだ彼女の人気は落ちそうにない。


もちろん、僕も椅子から毎回落とされるのだが。


「おーい、有村〜今日当番だろ?檻の近くの蛇口壊れたらしいぞ」


「なん…だと!?」


当番とは、俺は飼育係をやっている。


だから学校で飼っているニワトリの世話をしなければならないのだが、掃除をするにも飲み水を与えようにも水は必要不可欠。


そのため飼育小屋の近くには手洗場が近くにあったのだが壊れてしまったのなら使えるはずもない。


「だから体育館前の水道使えって水間が言ってたぜ」


水間とは飼育委員の顧問である。


その顧問である彼が体育館前の水道使えと言うなら使うしかない。


しかし、飼育小屋と体育館前の水道まででは軽く見積もっても500mはある。


そんな距離を水いっぱいのバケツを持ち往復しないといけない。


つい、瞳から汗が零れそうになったが我慢する。


「しかし、白田よ。報告より手伝ってくれ……」


助けを求める視線で彼を見つめると彼はおもむろに嫌そうな顔をし………逃げ出した。


「この人で無し!!!!」


帰宅部の俺が追っても運動部の白田には追いつけそうにないのでただ逃げ出す白田の背中を見つめることしかできなかった。

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