脚本
特殊犯罪課では長谷がいなくなった後、5人は仕事をした。
「長谷はうまくできると思っているのか?あの人はぼろを出しそうなんだよね。秘書に向かない人を選んでいる佐伯もすごいけどな。」
和翔はパソコンをいじりながら低い音を出しながら言った。智穏は机の整理をしている。特別、掃除するほど汚いとはいいがたい。頭の記憶と対比するために整理をしているのだ。
「長谷はできない。死んでも情報はボイスレコーダーから盗めばいい。もともと秘書ができる体質でないことはわかっていた。佐伯はわかっているのかどうかはわからないが使えるんだよ。」
「智穏はたまに人使い荒いからな。特に関係ないと感じてるやつとかな。まぁ、別にいいけど。」
ボイスレコーダーは特注品を作ってもらった。それは潤紀が通っていた養護施設のストラップを作っていた工場で極秘でやってもらった。町工場の利点を全面に利用した形だ。
「優唄、嘘を流したのは良かったぞ。ほとんどが嘘なんていうとは思っていないだろう。それは喧嘩を仕掛けたとしか見えないだろうから。」
「簡単だよ。俺らの事をバカにしてるのは見てるだけで分かっただろう。それを逆手に使っただよ。長谷はわかっていないよ。」
「長谷明憲って大した経歴の持ち主じゃない。馬鹿にしてるとしか見えない態度をしてたり。佐伯琢磨は不登校になった親戚を使った。」
これは殺してしまえばいい。暗号のように見えた。雅也は束の資料を見た。吉崎から手に入れた大切なものだ。
「吉崎のは役に立つよ。裏話を聞くより早く手に入るからね。零さんはたまにいけるときに行って情報を沢山得てくるよ。」
吉崎は秘書に向いていた人物で堅物すぎるくらいだった。その人があっさり奪えたのは裏側だけじゃなかった。金の役割を改めて知ったのであった。
「あの人は官僚をするのは得意ではなかったじゃないのかな。逃げるなんて行為ができるし、隠れることもできたんだから。」
「吉崎さんはね。なりたくないと思っていたと少しだけ話は聞いたことはある。秘書をしていたのはスパイをさせられているのはわかっていた。総理大臣がテロリストから殺されるというシナリオを描いていたのは佐伯だとな。」
潤紀の言葉は聞いた話を話しているし信頼を得ているのはわかった。潤紀の存在は養護施設コスモスを変えたともいえるのではないかと思った。潤紀を変えたのは特殊犯罪課はすべてだとはみな思っていない。ほんの少しだけだと思っている。




